ニュージーランド 牛肉製品輸入要件変更を提案 OIE基準変更を考慮

農業情報研究所(WAPIC)

06.4.25

 ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)が輸入牛肉製品の要件変更を勧告するディスカッション・ドキュメントを発表した。

 NZFSA reconsiders beef imports in light of growing body of knowledge about BSE(06.4.10)
 http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2006-04-10.htm

 これは、人間の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)が牛の狂牛病(BSE)と関連していると公的に認められた1996年以来、世界中で実施された厳格なコントロールで狂牛病発生率が劇的に減少したこと、狂牛病とvCJDの科学的理解が進んだこと、そして国際獣疫事務局(OIE)の国際基準の変更を考慮したものという。

 提案の柱は、OIEの基準変更に沿い、狂牛病リスクステータスを従来の5分類から3分類に簡素化することと、骨や少量の牛肉を含む加工食品に由来するゼラチンの自由な輸入を許すことだという。

 NZFSAは、カナダやEUを含む多くの他の国も、OIE基準の変更に照らして牛肉製品輸入要件を見直しているか、見直したと言う。

 5月12日まで、コメニトを受け付ける。