中国 米国産牛肉輸入再開を発表 30ヵ月齢以下の牛の骨なし肉

農業情報研究所(WAPIC)

06.8.1

  新華網が伝えるところによると、中国の食品検査検疫当局が7月31日、30ヵ月齢以下の牛からの米国産骨なし肉の輸入を再開すると発表した。

 再開時期については触れられていない。米国農務省からの発表も未だない。

 地方検査検疫当局には、輸入牛肉の品質と安全性を確保するための検査と検疫を厳格に行うように指示したという。

 China to resume imports of qualified US beef,xinhua.net,8.1.

 20ヵ月齢以下の牛からのものに限定したとはいえ、骨付き肉や内臓の輸入まで認めた日本の特異性がますます目立つ。全月齢の牛の特定危険部位である扁桃付きの舌が何回も食肉処理ラインを流れるような現状では(紙智子事務所編 『ノンコンプライアンスレコード』 合同出版社 06年8月参照)、内臓などとても食べる気がしない(生のもの以外には原産国表示義務はない)。