狂牛病特定危険部位の”こめかみ”部分が食肉に流用?三重県等が調査開始

農業情報研究所(WAPIC)

07.8.25

 今日付の日本農業新聞によると、と畜される牛の頭部を集めて保管、一定量がたまったところで焼却している三重県四日市市の食肉センターに、ここに届けられる前に舌などを切り取って利用に供している業者が、狂牛病(BSE)特定危険部位に相当する「こめかみ」部分の肉を不正に切り取っているという内部情報が寄せられた。

 「同県などは24日、食用肉として流用された可能性もあるとみて、出入り業者の調査を始めた」。同センターは、と畜される牛と集まる頭部の数は照合していたが、頭部からどの部分が切り取られているかは見てこなかったということだ。

 特定危険部位さえ食肉に”偽装”されている恐れが出てきた。中国食品で大騒ぎしている場合か!足元はどうなっているのだ。 それでも”中国食品”を、いや違った”国産肉”を食べますか? すべての原因は、農業・食料生産者にまともな価格を与えないグローバリゼーションとそれ対応した”改革”にある(例えば→アイルランド 農業所得の98%が補助金 輸入増大で牛・羊農家は大赤字,07.7.31)。