国内34例目BSE患畜の疫学調査(第1報)結果 感染源究明の手がかりもなし

農業情報研究所(WAPIC)

08.1.9

  昨年12月に確認された国内34例目のBSE(狂牛病)患畜(国内34例目のBSE確認 92年西日本生まれの黒毛和種2例目 感染源に新たな興味,07.12.22)に関する疫学調査結果(第1報)が発表された。この牛は1992年7月1日に島根県で生まれ、93年4月から(つまり9ヵ月齢のときから)北海道新冠郡新冠町の飼養農場で飼養され、07年10月23日に北海道久遠郡せたな町の出荷農場に移動したという。

 1歳になるまでに給与された飼料で今までに分かったは、北海道に移動してから(つまり9ヵ月齢から)1歳になるまでに給与された自家産の粗飼料(乾草、ロールサイレージ、コーンサイレージ)とホクレンくみあい飼料(製造・輸入元)の若齢牛育成用配合飼料(動物性原料成分は含まず)だけだ。

 BSE患畜(34例目)に関する情報(BSE34例目の疫学調査第1報)(農林水産省、08年1月9日) 

 感染源究明の何の手がかりにもならないようだ。