農業情報研究所狂牛病 >ニュース:2012年12月19日

ブラジルのBSE確認(第4報) サウジアラビアがブラジル牛肉の輸入停止 エジプトは部分停止

 ブラジル農業省が18日、同国パラナ州の牛のBSE確認を受け受け、サウジアラビアがブラジル牛肉の輸入を停止したと発表した。日本、中国、南アフリカに次ぐ輸入停止措置である。なお、17日にはエジプトも輸入停止措置を取ったが、パラナ州からの牛肉に限られ、他の州からの輸入は続けている。

 サウジアラビアのブラジルからの牛肉輸入量は世界の「トップ10に入り(今年1-10月に3万トン超)、日本、中国、南アフリカの輸入停止よりも影響は大きい。ただ、最大輸入国のロシア、香港は輸入を継続しており、エジプトも部分停止にとどまったことから、影響はそれほど大きくない。サウジアラビア、香港、エジプトは、合わせると、ブラジルが今年9月までに輸出した89万6000トンの半分以上を輸入している。、

 Saudi Arabia suspends Brazilian beef imports,Arabian Business,12.12.18
 
Brazil beef banned over mad cow fears,Arab News,12.19