オーストラリア養蜂に暗雲 ヘギイタダニ上陸 時間の問題

農業情報研究所(WAPIC)

10.4.8

 世界中で起きているミツバチの減少の主要な原因の一つと見られるミツバチヘギイタダニ、大養蜂国の中では唯一非感染国であったオーストラリアへの上陸も時間の問題と養蜂業界が恐れている。ミツバチヘギイタダニは1970年代にアジアからヨーロッパに侵入したとされるが、最近、ケアンズ近くでアジアミツバチが発見された。国境での厳しい検疫も侵入を防ぐには不十分だろうという。

 ニューサウスウェールズ養蜂協会のワイス会長は、オーストラリアのヨーロッパミツバチはミツバチヘギイタダニに対する抵抗性を持たないだろう、「世界の蜂蜜生産の減少は価格上昇でオーストラリアを助けてきた・・・が、オーストラリアの養蜂も次第に難しくなっている・・・干ばつは我々の生産とミツバチの健康に確実に影響を与えてきた」と言っているそうである。

 Beekeepers fear infectious mite will beat quarantine and hit honey production,smh,4.8
 http://www.smh.com.au/national/beekeepers-fear-infectious-mite-will-beat-quarantine-and-hit-honey-production-20100407-rsb6.html