中国ベンチャー 藁の発電用利用で250万トンのCO2排出を回避

農業情報研究所(WAPIC)

09.1.8

 中国のバイオエネルギーベンチャー・ National Bio Energy Co., Ltd. (NBE)が06年12月に最初のバイオマス発電所を建設して以来、今までに26億キロワットの電力を生産したそうである。

 現在、15のバイオマス発電所が300トン以上の藁を消費、120万トンの標準的石炭の使用に相当する電力を生産、二酸化炭素排出を250万トン減らしている。

 15の発電所は1万5000の雇用を創出、地方農民に10億元(1億4300万ドル)の収入をもたらしている。

 China bio-energy joint venture plants yield 2.6 bln kwh green power ,xinhua.net,2009-01-08
 http://news.xinhuanet.com/english/2009-01/08/content_10624774.htm

 エネルギー効率も経済効率もはるかに劣り、農村経済にどれほど貢献するかもまったく知られていない藁の輸送用バイオ燃料化に何故日本はこだわり続けるのだろうか。