インドと米国が持続可能なバイオ燃料の生産と販売で協力

農業情報研究所(WAPIC)

09.2.4

 インドと米国が2月3日、持続可能で環境に優しい方法で、また国の優先事項と社会経済開発目標に従ってバイオ燃料を生産し・販売する協力のための覚書に調印した。

 8つの分野で協力するが、とりわけ、荒廃地での食用にならない油料種子作物[恐らくは、インドが大々的商業栽培を目指すヤトロファなどを想定しているのだろう]栽培を通じ、地方コミュニティの積極的参加を得て、持続可能なバイオマスに基づくバイオ燃料原料生産を実行する。[恐らくは、ヤトロファなどを想定しているのだろう

 重点は、高品質の栽培植物と、糖を多量に含むサトウキビ、スィートソルガム、キャッサバの生産・開発に置くという。

 U.S.-India sign pact on biofuels,Hindu,2.4
 http://www.thehindu.com/2009/02/04/stories/2009020455701300.htm

 それならば、米国も、気候変動を促し、水不足を加速し、環境を汚し、経済的に持続不能、農産物価格の不安定化と資材価格高騰で農家経済も翻弄するトウモロコシ原料のエタノールの生産を、さっさと止めればよい。