ブラジルと中国 エタノール生産用GMキャッサバ開発で研究協力

農業情報研究所(WAPIC)

09.3.30

  ブラジルと中国が、遺伝子組み換え(GM)キャッサバを開発するための研究者協力協定に調印した。通常よりもグルコース含有量が多く、スターチ含有量が少ないエタノール生産に利用できるキャッサバの開発を目指す。27日にブラジル農牧畜研究公社(Embrapa)が発表した。

 Embrapaはキャッサバ生殖質バンクを持つ世界有数のGM種開発研究機関で、500以上のキャッサバ品種を持つ。中国側に対して、キャッサバの遺伝子配列を獲得するためのプロジェクトでの前進を助けるように期待しているという。

 Brazil, China to cooperate in developing genetically-modified cassavas,Xinhua.net,3.29
 http://news.xinhuanet.com/english/2009-03/28/content_11088088.htm