韓国 東沿岸水域に琵琶湖面積の半分の海草林を造成 バイオ燃料増産のため

農業情報研究所(WAPIC)

09.4.22

  韓国が国のバイオ燃料生産能力を増強するをために新たな海草林を造成する。そのために、今後10年間で3653億ウォン(2億27150万ドル)を投入するという。

 計画では、東部・南部沿岸と済州島近辺の水域に3万5000f(琵琶湖の約半分、霞ヶ浦の2倍強)の海草林を造成、2020年までに最大で年156億ℓのエタノールを生産する。これは、114億ℓに達すると予想される2020年のガソリン消費の13.7%に相当する。現在の海洋バイオマスの生産能力は3800万ℓという。

 S. Korea set to expand marine biomass resources,Yonhap,4.22
 http://english.yonhapnews.co.kr/business/2009/04/22/59/0501000000AEN20090422004300320F.HTML

 これほどの面積の海草林の造成が海洋環境にどんな影響を与えるのだろうか。恐らくは日本にも無縁でないその環境影響評価はできているのだろうか。