デンマーク家禽農場の鳥インフルエンザはH5N1型

農業情報研究所(WAPIC)

06.5.20

 昨日、デンマークの家禽に鳥インフルエンザ発生と伝えたが(デンマーク、初めての家禽鳥インフルエンザが発生,06,5.19)、欧州委員会の発表によるとH5N1鳥インフルエンザと確認されたようだ。

 19日のこの発表は次のように伝えている。

 「今日午後、デンマーク当局は欧州委員会に対し、フュン島の庭先家禽農場で高病原性H5N1鳥インフルエンザの勃発を確認したことを伝えた。農場はおよそ100羽の鳥(採卵鶏、アヒル、ガチョウ、クジャク)で構成されており、3月に野鳥に高病原性H5N1鳥インフルエンザのケースが発生したのと同じデンマークの地域に位置する。これらのケースに続き確立された措置は後に解除されたものの、この地域では高レベルのサーベイランスが維持されており、これが家禽農場での勃発の迅速な発見を可能にした。ウィルスの発生はデンマーク国立試験所で今日確認されたが、サンプルはさらなる検査のために共同体基準試験所[英国・ウエイブリッジの試験所]に送られた」。

 Avian Influenza: H5N1 virus confirmed in backyard poultry in Denmark; Control measures being applied,5.19

 なお、わが国農水省は、19日付でデンマークからの家禽、家禽肉等の輸入を一時停止した。

 デンマークからの家きん肉等の輸入一時停止措置について(06.5.19)
 http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060519press_5.html