欧州委 原発は“持続可能な経済活動 独仏の争いに決着?
フィナンシャル・タイムズ紙が報じるところによると、欧州委員会(EU政府)が原発を“グリーン”な活動と認めようとしている。この問題をめぐってはとりわけドイツとフランスが争ってきたが、この争いに決着をつけ、原発への投資を持続可能な投資に分類しようというのである。
同紙が見た法的テキストによると、原発は、原発を持つ国が有毒な廃棄物を安全に処分でき、環境に重大な害を引き起こさない(cause “no significant harm”)という基準を満たすかぎりで、持続可能な経済活動と見なすべきと述べている。
これはEU加盟国と欧州議会の承認を得なければならないが、EU外交筋によると広範な加盟国の支持が得られそうだということだ。EU諸国を襲っているエネルギー危機の帰結ということだろうか。