中国 台所廃油から作られ、小食堂などで普通に使われる違法調理油の排除へ

農業情報研究所(WAPIC)

10.7.20

 中国国務院(内閣)が”ガッター(排水溝)・オイル”と呼ばれる違法な調理油の食堂での販売や使用を取り締まり強化を中央・地方の当局に命じたそうである。”ガッター・オイル”は通常、精製された台所廃油から作られ、小さな食堂で使われるのが普通となっている。一見きれいに見えるが、ガンを引き起こすアフラトキシンなどの有毒物質を含むという。

 キャンペーンは”ガッター・オイル”が生産される場所に重点を置くが、小さな食堂、工事現場、学校食堂にも焦点を当てる。違法油を使用する給食施設は営業の一時停止から営業免許取り消しまでの懲罰を課される。予防措置として、国務院は台所廃油収集の標準化の努力も強化するように要請したという。

  China intensifies crackdown on illegal cooking oil,xinhua,7.19
  http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2010-07/19/c_13404931.htm