農業情報研究所グローバリゼーショングローバリゼーション2010年11月1日

ウォルマート安売りの秘密 時給20円でバングラのジーンズ縫製労働者をこき使う

  社会”チェンジ”のためのオンライン・ハブと自称する”change.org”によると、ウォルマートは、バングラデシュのアパレル工場で働く労働者にジーンズ1着当たり2セントの賃金しか払っていない。労働者は1時間に10着を縫うことを期待されている。従って、時給は20セント、1ドル100円としても20円という計算になる。

 これら労働者は、大部分が若い婦人で、バングラデシュ政府は、せめて時給を35セントに引き上げるように要求している。しかし、ウォルマートは、逆に、1着1.5セントへの賃下げを要求しているという。

 Anowara Apparels工場で働く2500人の労働者は、全米に広がるウォルマートのアウトレットで販売される”Faded Glory”ブランドのジーンズを一日中縫っている。家族は適切な水も光熱もないボロ家に住み、栄養不良もしばしばある。

 change.orgは、ウォルマートが安価な製品やサービスを提供できる理由はここにあると言う。

 Walmart Lobbies to Keep Factory Wages Under Two Cents,change.org,10.14
 http://humantrafficking.change.org/blog/view/walmart_lobbies_to_keep_factory_wages_under_two_cents