農業情報研究所


米国:2002年の遺伝子組み換え作物作付面積、大豆・綿で7割を越える

農業情報研究所(WAPIC)

2002.7.5

 6月28日、米国農務省(USDA)が2002年のコーン・大豆・麦・棉の作付状況を発表した。それによると、遺伝子組み換え作物の作付面積比率はコーン、綿、大豆のいずれについても2001年より増え、それぞれ34%、71%、75%となっている。下に2001年と比較した数字を掲げるが、サンプル調査のために一定の誤差がある。誤差は相当に大きい場合があるので、それも示しておく。

米国における遺伝子組み換え作物作付状況(2001-2002年)
(全作付面積中の比率:%)

コーン

陸地綿

大豆

 

2001年

2002年

2001年

2002年

2001年

2002年

Bt

18%

22%

18%

13%

 

 

 

1.8

 

5%

 

 

HR

7

9

32

36

68%

75%

 

3.1

 

2.8

 

0.8%

SG

1

2

33

32

 

 

 

6.5

 

4.2

 

 

26

34

69

71

68

75

 

1.4

 

2.2

 

 

              Source:USDA,Crop Production--Acreage,02.6.28
              Btはbacillus Thuringiensisを含む害虫抵抗性作物、
              HRは除草剤耐性作物(通常の育種法によるものは除く)、
              SGは上の両方の形質をもつ作物。
              下段の数字はプラス・マイナス両方向にこれだけの誤差があることを示す。

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