スイス GMOの農業利用 5年間のモラトリアムを決定

農業情報研究所(WAPIC)

05.11.28

  27日に行われたスイス国民投票が農業における遺伝子組み換え体(GMO)利用の5年間のモラトリアムを承認した。投票率は41.75%、モラトリアム賛成が112万5357票、反対が89万6372票で、賛成派が55.7%を占めた。ジュラの賛成派は最高の75.9%を獲得、すべてのカントンで賛成が反対を上回った。連邦政府もこれに従い、今日11月28日から2010年10月27日までのモラトリアムを敷く。なお、これは農業と環境に摘要され、実験・研究には適用されない。

 これを発議したのは消費者、農民、自然保護団体で、連邦」評議会や議会は、既に遺伝子工学法で人間は十分に保護されており、表示制度により消費者の選択の自由も確保されている、GM動物の利用も既に禁止されていると、反対投票を勧告してきた。

 Les Suisses acceptent un moratoire de cinq ans sur les OGM,Edicom,news,11.27
 http://www.edicom.ch/news/suisse/051127170718.su.shtml
 Consommateurs, paysans et défenseurs de l'environnement se félicitent de leur alliance,Edicom,news,11.27
 http://www.edicom.ch/news/suisse/051127173608.su.shtml