農業情報研究所農業バイテクニュース:2013年6月21日

米農務省 GMフリーの餌で育った動物の肉のnon-G.M.O表示を許す

 ニューヨーク・タイムズ紙が伝えるところによると、米国農務省(USDA)が遺伝子組み換え(GM)製品を含まない飼料を食べて育った動物由来の肉・液卵製品に、GMOを含まないと主張するラベルを付けることを承認したということだ。

 USDAのCathy Cochran報道官がステートメントで、USDA食品安全検査局(FSIS)は、「第三者機関と会社が主張が誠実で、正確で、誤解を招くものでないことを示すことができるならば、会社が第三者認証機関基準を満たすとラベルに表示することを許す」と語った。ただし、肉の表示の承認は、「非GMO(non-G.M.O)製品に関するいかなる新しい政策」の前兆となるものではない、とも言ったという。

 U.S. Approves a Label for Meat From Animals Fed a Diet Free of Gene-Modified Products,The New York Times,13.6.21

 肉については、non-G.M.Oの表示を一切許さない今までの政策を改め、一定の条件付きで許す。それだ けのことのようだ。それでも、これを売りにする会社が増えるだろう。非GM飼料の需要が増え、それがトウモロコシ、大豆、アルファルファなどの一層の高騰に結びつくかもしれない。