農業情報研究所>農業バイテク>ニュース:2015年11月24日
膨らみ続ける中国の高級牛肉需要 年100万頭のクローン子牛生産で満たす 中韓合弁企業が計画
フィナンシャル・タイムズ紙が報じるところによると、中国・韓国のベンチャー企業が年100万頭のクローン子牛に加え、犬や絶滅危惧種まで生産する世界最大のクローニング工場を天津に建設するそうである。23日、中国のバイテク企業・BoyaLifeが明らかにした。プロジェクトの主な狙いは、中国が豊かになるに連れて消費が膨らみ続ける高級牛肉の需要を満たすために、エリート子牛を大量生産することだという。
China
biotech centre to clone beef cattle,FT.com,15.11.23
これでは、和牛輸出拡大を目指す日本の「攻めの農業」も到底太刀打ちできません。さあ困った、安倍さん、イギリスも諦めたクローン動物(羊・ドーリー)の大々的生産にでも乗り出しますか。そうでもしなけれな、ロマンチック*な日本農業成長戦略を唱えた責任は全うできません。
*東京新聞大図解シリーズ「日本の米」 職業政治家たち 強い米農業構築の軌跡を知れ,15.11.22