気仙沼関連報道:過去1週間  最終更新:2022年1月28日 

  

BRT三つの新駅 3月12日に供用 三陸新報 22.1.28

 BRT(バス高速輸送システム)の新駅として整備が進められていたJR気仙沼線の大谷まちと東新城、大船渡線の内湾入口(市役所裏)の3駅が、3月12日に供用開始する。JR東日本が27日までに発表した。
 3月12日のダイヤ改正に合わせ、気仙沼線の大谷まち駅を本吉町野々下地内に、東新城駅を介護老人保健施設「リンデンバウムの杜」付近、大船渡線の内湾入口駅を市役所第2庁舎裏の専用道沿いにそれぞれ設置する。
 東日本大震災後、BRTで本格復旧した気仙沼、大船渡両線のうち、気仙沼市内の新駅は、市が地域住民の声を受けて計10駅の設置をJRに要望。これまでに大船渡線の唐桑大沢、八幡大橋(東陵高校)、気仙沼線の市立病院、赤岩港、岩月の5駅が開業しており、今回完成の3駅を加えると新駅は8駅となる。
 残る要望箇所のうち、気仙沼向洋高校前は陸前階上駅との距離が近いことなどから、JRは「設置は難しい」との回答をすでに市に伝えている。本吉町の津谷大沢は、市とJRが協議を続けている。
 気仙沼線は、昨年12月27日に専用道化計画で残っていた大谷海岸―陸前階上間(延長3㌔)が供用を開始。柳津―気仙沼間(延長55・3㌔)のうち、約9割に当たる48㌔が被災した線路跡地を活用するなどして全て専用道化された。
 大船渡線は、気仙沼―盛間(43・7㌔)のうち、気仙沼市内を含む18・8㌔(4割)が供用。陸前高田市竹駒町の気仙川橋りょう付近を残すのみで、完成すれば専用道化率は5割に達する見通しだ。

 

「さかさま不動産」開設 三陸新報 22.1.28

 気仙沼市内の空き家を活用することで若者のチャレンジを応援しよう―と、南町のシェアオフィス「co‐ba KESENNUMA」(杉浦恵一代表)が26日、「さかさま不動産気仙沼支局」を開設した。借り手が家主を募集するという、本来の不動産業とは「さかさま」の仕組みだ。
 「さかさま不動産」は、三重県桑名市のサービス事業運営会社オンコ(水谷岳史、藤田恭兵共同代表)が、2020年6月から行っている。空き家活用や若者支援策として話題となっている。
 借りたい人が、広さや予算などの物件像、実現したい夢などの情報をウエブサイトに掲載。それに共感した家主がサイトで連絡を取り合い、合意すれば各自で契約するという仕組みで手数料などは無料。
 開設イベントではオンコの代表が、オンラインで事業内容や全国で空き家が増加している現状を説明。これまで利用した借り主の多くが、まちづくり意識の高い20、30代であることなどを語った。
 気仙沼支局の杉浦代表は、若いフリーランスらが気仙沼に来ても、家賃が高いなどの理由で滞在しづらかったり、活動拠点探しに困ったりしている現状を指摘。「空き家を夢を持つ若者たちに貸していくことで、気仙沼に挑戦する若者たちがどんどん増えていく。気仙沼が盛り上がるきっかけになれば」と話した。
 問い合わせは(https://sakasama-fudosan.com/)、問い合わせは杉浦代表(電話25・8131)。

 

鹿折公民館で押し花マグネット講座 三陸新報 22.1.28

 気仙沼市立鹿折公民館の「押し花バレンタインマグネット講座」が27日、同館で開かれた。参加者がカラフルな押し花を思い思いにデコレーションし、オリジナルのマグネットを作った。
 同館の人気ハンドメイド講座の一つで、講師は市内所沢「花っこの会」の小山富貴さん。小山さんが準備したビオラ、ハート型のミニバラの花びらなどを使って、バレンタイン仕様にした。 
 参加者は、4・5センチ四方のタイルに思い思いに押し花を並べ、レジンを重ね塗り。タイルの上から電気を当ててレジンを乾燥させ、ラメを加えてカラフルなマグネットを完成させた。
 参加者は、キラキラに仕上がった作品に満足そう。お互いの作品を見せ合いながら「きれいだね」などと喜んでいた。
 東中才から参加した女性は「コロナ禍ではあるが、嫌なことを忘れて夢中になれた。出来上がったマグネットは、冷蔵庫にレシピなどを貼るのに使いたい」と笑顔で話した。
 

気仙沼保健所がスクランブル体制に 三陸新報 22.1.27

 気仙沼市内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、気仙沼保健所は感染者や濃厚接触者などの対応に追われている。昨夏以来となる全所体制を敷き、県や市からの応援職員も得て〝スクランブル体制〟に移行した。このまま感染拡大が続けば、手が回らなくなる事態も想定されるため、市民や事業者に改めて感染防止策の徹底を呼び掛けている。
 1月の市内の感染者は26日現在で47人。酒類提供飲食店でクラスターが発生したほか、25日には1日当たりで過去最多となる人の感染が確認された。月別では、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言が出された昨年8月の65人に次いで多い。
 同保健所によると、現在は担当班に関わらず全職員がコロナ対応を優先し、県庁や県気仙沼合同庁舎内、市から保健師計2人、事務対応職員1人の応援も得て対応に当たっている。
 それでも感染拡大によって業務負担が激増している。感染者の行動歴や濃厚接触者を調べる疫学調査をはじめ、PCR検査や入院・療養先の調整、健康観察、相談受付―などを分担しているが、日付が変わる時刻まで対応した日もあるという。コロナ対応が終われば、後回しにしていた通常業務もこなさなければならない。
 同保健所は市民や事業者に対して「オミクロン株は感染拡大のスピードが速く、感染者や濃厚接触者の増加によって社会生活の停滞をまねく可能性がある。軽症が多いということに油断せず、家族や仕事の関係者らを守るため、細かな感染防止策を徹底してほしい」と呼び掛けている。

 

「ホヤぼーや」への年賀状2千通超え 三陸新報 22.1.27

 気仙沼市の観光キャラクター「海の子ホヤぼーや」宛ての今年の年賀状が、過去最多の2005通が届いた。昨年放送されたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」から存在を知ったというファンも多く、全国各地から温かいメッセージやイラストが寄せられた。
 市観光課によると、年賀状は全国44都道府県から届いた。最も多いのが県内の1100通で、仙台市が515通、気仙沼市が156通など。県別では岩手が163通、東京が109通、福島の73通などだった。
 根強いファンのほか、今年は「おかえりモネ」を見てホヤぼーやの存在を知ったという年賀状が目立った。出演した清原果耶さん、坂口健太郎さんらのイラストと合わせてホヤぼーやを描いたものもあった。
 同課は「たくさんの年賀状が届きうれしい。コロナが落ち着いたら、ホヤぼーやに会いに気仙沼に足を運んでほしい」と話した。
 すでにホヤぼーやからの年賀状を返送。25日の定例記者会見の席上、年賀状を送った人の中から、ホヤぼーやグッズがもらえる10人を抽選で選んだ。
 年賀状で寄せられた質問の回答は、28日にYouTubeの「気仙沼さ来てけらいんチャンネル」で動画を公開。年賀状の一部を気仙沼魚市場で27日から2月3日、海の市で2月5日から13日まで展示する。

 

宮古・気仙沼・仙台直通バスが2月以降も運行継続 三陸新報 22.1.27

 昨年10月から実証運行されている三陸道経由の直通高速バス「宮古・気仙沼・仙台線」が、実証終了予定だった今月末以降も運行されることが決まった。運行する岩手県北バスと宮城交通は、利用実績やアフターコロナの誘客回復などを見据え、一定の需要があると判断。本格運行に向けてさらなる乗車率向上を目指す。
 三陸道の全線開通に伴う同バスの実証運行は、昨年10月22日に開始。岩手県宮古市の道の駅「シートピアなあど」―仙台駅東口間を1日2往復し、うち1往復は仙台空港に乗り入れている。途中、宮古駅前、陸中山田駅前、気仙沼市南町海岸の「市まち・ひと・しごと交流プラザ」にそれぞれ停車する。
 宮古駅―仙台駅間の所要時間は従来、一般道だと5時間以上かかっていたが、三陸道経由では4時間10分に短縮。岩手県北バスによると、高速バスは45人乗りだが、平均で8、9人が買い物や観光などで利用。年末年始は帰省と重なり、利用が多かったという。
 乗客約700人へのアンケートでは、「乗り換えがないので便利」「継続して運行してほしい」との声が多く寄せられたという。
 同社の担当者は「三陸沿岸にとって10~1月は本来、観光のオフシーズン。コロナ禍も踏まえれば一定の利用はあった」と分析。「コロナが終息すれば、需要はあると見込んだ」と、継続に至った理由を説明する。
 来月以降は岩手県北バスが運行主体となる。便数や運賃(宮古―仙台間は大人片道3500円、気仙沼―仙台間は同2100円)、時刻に変更はないが、仙台空港への乗り入れは利用客が少ないため運休する。4月以降も継続させる考えだが、利用が伸び悩めば本格運行は難しくなる。

  

気仙沼・ホヤぼーやに年賀状2005通 「モネ」効果で過去最多 河北新報 22.1.26

 宮城県気仙沼市は25日、市の観光キャラクター「ホヤぼーや」に過去最多となる2005通の年賀状が届いたと発表した。気仙沼などが舞台になったNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でも注目が高まり、7回目の募集で初めて2000通を突破した。

 昨年より6県多い44都道府県から寄せられた。県内では仙台市の515通を筆頭に、気仙沼市156通、大崎市62通、石巻市48通、栗原市47通と続いた。

 今年はモネの登場人物のイラストや「ドラマでファンになりました」といったコメントが目立った。市観光課の担当者は「去年は気仙沼が注目される機会が多かった。全国からの応援に感謝したい」と話す。

 25日は市役所で、オリジナルグッズが当たる10人を送り主から選ぶ抽選会にホヤぼーやが臨んだ。市は27日~2月3日に市魚市場新棟2階で、2月5~13日に観光施設「海の市」で年賀状の一部を展示する。

 

水の力を利用した防潮堤フラップ陸こう作動見学 三陸新報 22.1.26

 気仙沼市唐桑町の石浜漁港防潮堤で25日、フラップゲート式陸こうを作動させての見学会が行われた。津波発生時を想定してた実験で、浮力で閉まる様子を公開。住民らが浸水を防ぐ効果を確認した。
 フラップゲートは、平時は地面と一体化しており、車などで漁港と往来する際に防潮堤を乗り越えずに済む。津波が押し寄せた時は、海水の力で扉が起き上がり、浸水を食い止める。
 人力の必要はなく、逃げ遅れなどのリスクを回避でき、電動式と比べて維持費を削減できるメリットもある。
 市は、19漁港34カ所でフラップゲートを計画。メーカーの日立造船から技術提供を受けた地元鉄鋼業者が製作に携わり、これまで26カ所で完成した。陸こうを動かしての見学会は初めてで、日立造船が協力した。
 海抜11・3メートルの防潮堤の石浜漁港には、港の入り口部分にフラップゲートを整備。扉は幅6メートルのステンレス製で、高さ4・5メートルは国内最大級という。
 実験は海側を高さ5メートルの鉄製擁壁で囲って実施。ポンプでくみ上げた海水を勢いよく注入すると、扉が浮上。急激に扉が開閉して危険が生じないよう、おもりで動きを緩和するよう設計されており、水位とともにゆっくりと上昇し、陸側に浸水させることなくせき止めた。
 2回の見学会には住民ら300人が参加。石浜自治会の吾妻德克会長は「水が入ってこないことを確認でき、ひと安心。地域防災の強い味方だ」と話した。
 市水産課の川村貴史課長は「水を防ぐ様子を見てもらい、安心感につながったと思う」と話していた。

 

神割崎キャンプ場ログキャビン建て替え 三陸新報 22.1.26

 南三陸町の神割崎キャンプ場で、老朽化したログハウス型キャビンの建て替え工事が始まった。完成は年度内の予定。昨年4月に3棟が新設され、今回新たに2棟が加わることで、施設がより一層充実することになる。
 改修される2棟は、2002年に建築された。木造平屋建てで、延べ床面積は約17平方メートル。2段ベッドが2基入っているほか、軒下にテーブルが置かれているが、建築から20年経過し、床下が腐食していることから、更新が求められていた。
 工事は今月18日にスタート。基礎工事をし直し、従前施設と同様の広さで建て直す。24日からは解体工事に入った。材料には町産材を活用。町産材をPRする狙いもあり、コロナ対策予算など約1500万円を充てた。
 3月中旬までに完成する予定。エアコンなどの備品を整え、4月からの供用を見込んでいる。キャビンは昨年4月に3棟を新設しており、4月からは5棟体制で利用客を受け入れる。
 町商工観光課では「キャビンは夫婦や家族などの団体での利用が多い。そばにはシャワー、トイレが入ったサニタリーハウスもあり、日帰りや宿泊で気軽に利用してもらえる施設にしていきたい」と話している。
   

道の駅「大谷海岸」マダラが人気 三陸新報 22.1.26

 気仙沼市本吉町の道の駅「大谷海岸」(小野寺正道駅長)で、旬を迎えたマダラが人気だ。一本売りのコーナーでは白子、タラコで腹がパンパンに膨らんだものが並び、品定めする買い物客の姿が見られている。
 駅によると、サイズ、身質は上々で、連日入荷があり、午前、午後とも品出しする人もいる。
 一本、切り身ともに売れ行きは好調。特に切り身セットはすぐ鍋にできるとあって、仕事帰りに購入していく人が多いという。
 本吉町の70代男性は「タラは鍋、汁にするのがうまいが、新鮮なうちなら刺し身でも食べられる。地場の醍醐味(だいごみ)で、毎年この時期が楽しみ」と話した。
 小野寺駅長は「今年は好調で、量だけでなく良質なタラが揚がっている。ハクサイ、ネギと合わせてどうぞ」とPRしている。

  

 

文化財防火デー前に防災訓練 三陸新報 22.1.25

 26日の「文化財防火デー」を前に、気仙沼、南三陸両市町で23日、防災訓練が行われた。〝地域の宝〟である文化財を守り継ぐため、住民や消防関係者らが連携して訓練に臨み、災害時の対応に備えた。
 気仙沼市は市内古町の補陀寺(千葉裕一住職)で実施した。同寺の境内には、県指定建造物「補陀寺六角堂」、市指定天然記念物「補陀寺の樅(もみ)」などがある。
 市教育委員会と気仙沼消防署、市消防団、地元の防火協力隊などから約80人が参加。本堂隣の位牌堂前で火災が発生した想定で行われた。重要物品の搬出や通報をはじめ、バケツリレーや消火器を使った初期消火などの動きを確認した。
 参加者は班に分かれてそれぞれの役割を実践。バケツリレーでは声を掛け合いながら手際よく水を運んだほか、署員と消防団員による放水訓練もあった。
 消防署の戸羽一明署長は講評で首里城の火災など近年の例を挙げ、「文化財は地域住民の心の拠りどころでもある。皆さんの力で守っていけるよう、これからも繰り返し訓練を行ってほしい」と呼び掛けた。
 千葉住職は「日頃から地域の方々には防災活動に取り組んでいただき、とても感謝している。今度も防火意識を持ち、大切な文化財をあらゆる災害から守っていきたい」と話していた。
 南三陸町では、国天然記念物のウタツザウルスの魚竜化石が展示されている歌津総合支所で行われた。

 

〝モネ〟ロケ地巡る大島ウオーキング 三陸新報 22.1.25

 「気仙沼ノルディックウオーキングクラブ」(村上敬士代表)による散策イベントが23日、大島で行われ、参加者がNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ場所などを巡った。
 「おかえりモネ」の放送を後押しに、自然を含めた大島の魅力をより感じてもらえるイベントを模索しよう―と企画。市民約10人が海岸沿いの約5キロのコースを歩いた。
 参加者は小田の浜の観光駐車場でポールの握り方、歩き方のレクチャーを受けて出発。長崎漁港では漁業者の作業や、羽を休める国天然記念物・コクガンを見ながらゆっくりと歩を進めた。
 「おかえりモネ」に登場した田中浜では波打ち際を歩き、打ち上げられた漁船を見学した。名所の「みちびき地蔵」にも立ち寄ったほか、急な登り坂を体験して爽やかな汗を流した。
 最後は、田尻地内の飲食店で焼きガキ、カキ汁などに舌鼓を打った。参加した50代女性は「思ったより足への負担が少なく、歩くのが楽しかった。運動不足なので、趣味に取り入れることも考えたい」と喜んでいた。

 

旧馬籠小に進出のインプレックスが住民交流に、まきストーブ設置 三陸新報 22.1.25

 気仙沼市本吉町の旧馬籠小学校を工場として改修中のインプレックス(稲葉斡也社長、本社・東京都)が、施設の利活用のために新会社「馬籠フォレスト」を設立。旧・昇降口近くのホールを地域住民の交流の場にするために設置工事していた、まきストーブが完成した。
 インプレックスは、半導体製造装置部品の修理・メンテナンスなどを手掛けている。1階の半分以上が工場、事務所だが、残りや2階部分が空きスペースとなる予定だったため利活用を検討。演奏練習、簡易宿泊の場所として運営するため今月半ばに新会社を設立した。
 ホールへのまきストーブ設置は、地域に親しまれる工場づくり、住民交流を目的に企画。長野県の専門製造会社に発注し、高さは1メートルほどの2段構成で上部分はオーブンとしても使える。煙も燃やして排気を減らす仕組みとなっている。
 設置初日に地域住民を招いたお披露目会を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて急きょ中止。稲葉社長と友人、社員の限られた人数でストーブを囲んで完成をささやかに祝った。
 住民向けのお披露目会と来月に予定した工場見学会は、新型コロナの感染状況をみて再度企画することにしている。
 稲葉社長(63)は「魚町の出身なので気仙沼に海のイメージを抱いていたが、山、特に馬籠は素晴らしい場所。魅力を知ってもらうためストーブを手始めに、地域内外の人が集い、交流できる機会をつくっていきたい」と話している。
 工場の稼働は来月初旬を予定。簡易宿泊所については申請に向けてベッド、浴室を増設中で、市内での音楽イベントの企画も進めているという。
 

気仙沼・本吉 ワカメボイル盛ん 三陸新報 22.1.24

 気仙沼・本吉沿岸で、養殖ワカメのボイル作業が盛んに行われている。寒風が吹きつける中、収穫されたばかりのワカメが鮮やかな緑色にゆで上げられている。
 22日には波路上漁港で作業する生産者の姿が見られた。ワカメ養殖を始めて40年以上になる村上誠一郎さん(62)は「出来はまずまず。先日の津波の影響はなく、生産量は昨年並み」と話した。
 刈り取ってきたばかりのワカメからメカブなどを取り除き、沸騰寸前の海水へ。茶褐色だったワカメは一瞬で緑色に変わる。海水で冷やした後は、ぐるぐると回る専用の機械に投入して塩をまぶす。
 ゆでる温度は現在90度。これからワカメが厚くなってくれば2~3度上げるという。塩をまぶした後も、芯抜きや箱詰めなどの作業が続く。
 杉ノ下漁港で作業をしていた40代生産者によると、今季も海水温が高く、幼芽が海中に落ちる「芽落ち」があったが、残ったワカメは順調に成長しているという。
 この生産者は「昨年はコロナの影響で値段が若干安かったので今年は回復してくれれば。これからが旬なので、たくさん食べてほしい」と話していた。

 

佐藤君(津谷小2年)がドコモの絵画コンクール未来大賞 三陸新報 22.1.24

 中学生以下を対象にした日本最大級の創作絵画コンクール「ドコモ未来ミュージアム」の絵画部門(小学1~2年生の部)で、気仙沼市立津谷小学校2年の佐藤晴哉君の作品「海が青いなんてだれが決めたんだ!!」が、最高賞に次ぐドコモ未来大賞ゴールドに選ばれた。
 NTTドコモが主催。20回目の今回は、未来をつくる子供たちの夢を応援することを目的に、「僕たち私たちの未来のくらし」をテーマに自由な発想の作品を募集し、全国から約13万点の応募があった。
 佐藤君の作品は、豪快な筆運びで海をカラフルに描いた力作。中央に描いた冒険に向かう船から放たれる光、海や波を赤、黄色、オレンジなどで鮮やかに表現した。
 月夜をイメージした空には満月、木星、土星、天王星、海王星などの惑星もちりばめた。作品全体に海や宇宙への憧れ、冒険の「わくわく」を詰め込んだという。
 佐藤君は「とてもうれしくて、友達に教えたい。絵を描くのが大好きなので、今度はみんなを楽しませるような作品に挑戦してみたい」と話している。

 

ハーティケアセンター利用者が大島中生徒に閉校前にプレゼント 三陸新報 22.1.24

 気仙沼市廻舘の高齢者福祉施設「おおしまハーティケアセンター」の利用者が、鹿折中学校との統合で3月末に閉校する大島中の全校生徒30人に、手作りの記念品を贈呈した。思い出が詰まった校舎の写真や校歌とともに、大島のツバキをデザインした切り絵が1枚のラミネートに収められている。真心のこもったプレゼントに、生徒たちも喜んでいる。
 21日に同センターで贈呈式があり、デイサービスの利用者ら約30人が、来訪した大島中生徒会の村上一善会長、村上舞さん、小松優さん(いずれも2年)の3人に手渡した。
 ラミネートに入っている切り絵は、利用者たちが子供たちを思って一つ一つ仕上げた。利用者の菅原てる子さん(90)は「大島中学校がなくなるのは寂しいが、子供たちは新しい学校に行っても、身体に気を付けて勉強や部活を頑張ってほしい」とエールを送った。
 温かいプレゼントに、村上会長は「あらためて大島中が地域に愛され、支えられてきたことを実感した。鹿折と統合しても、『島中生』としての誇りを胸に活動していきたい」と決意を語った。
 

気仙沼から漂着物 大笠利港 南海日日新聞 22.1.22

奄美市笠利町の大笠利港でこのほど、宮城県の漁協が使用するプラスチック製の魚箱が流れ着いているのが見つかった。「気仙沼魚市場」と記されており、発見者は「2011年の東日本大震災で発生した津波により流され、奄美に漂着したのではないか」と驚いた様子。気仙沼漁業協同組合の関係者は「震災を忘れないで、というメッセージでは」などと話した。

 流れ着いた魚箱は長方形で約80㌢×50㌢、高さ20㌢で、箱の中には直径1㌢の穴がいくつもある。気仙沼漁協によると、沿岸で捕れたサケやタラなど小さい魚を入れる。現地では「ばんじょう」と呼ばれており、11年の震災ではこれらの箱やタンク、コンテナが大量に流されたという。

 大笠利港に漂着した箱を見つけたのは、同港の防波堤復旧工事を行っている建設会社に勤務する中谷浩さん(57)。今月10日に海岸に打ち上げられているのに気付き、震災による漂流物ではないかと考えた。

気仙沼漁協の臼井靖参事(58)は「これまでにハワイや沖縄にもタンクや郵便ポストなどが漂着したと聞いたが、この10年で指を数える程度。長い年月をかけて長旅をしてたどり着いたのも何かの縁」と話し、震災が発生した3月11日を前に、災害の悲劇を語り継ぐ大切さも語った。

箱を見つけた中谷さんは「震災のことを思い出し、悲しい気持ちになった。長い時間の中で、太平洋を2周くらいしてきたのか、軽石と一緒に流れ着いたのかなど想像を巡らすと感慨深い」と話した。

東北大震災による漂着物として、奄美では昨年3月に与論町で大型コンテナ、5月に瀬戸内町でプラスチック容器が流れ着いているのが確認された。

 

魚市場魚籠が奄美大島に漂着 三陸新報 22.1.22

 東日本大震災の津波で流されたとみられる気仙沼魚市場の「ばんじょう籠」が今月10日、遠く離れた鹿児島県の奄美大島に漂着しているのが見つかった。震災から10年10カ月たって流れ着いたことに、現地の人たちも驚いている。
 籠を見つけた住民から情報提供を受けた、鹿児島県奄美市の地域紙「南海日日新聞」の染三枝子記者によると、今月10日、奄美大島の北東部にある奄美市笠利町の漁港で、防波堤工事をしていた作業員が流れ着いた「籠」を発見した。
 籠は幅82センチ、縦52センチ、高さ20センチほどあり、色は水色。籠には「気仙沼魚市場」の文字がはっきりと書かれており、破損などがほとんどない状態だったという。
 籠は、気仙沼魚市場で水揚げされた前浜物の鮮魚などを入れるために主に使われていた。震災の津波では多くが流出した。
 現在、籠は漁港内に打ち上げられたままの状態で置かれているという。染記者は「はるか気仙沼の港から、11年近くかけて漂着したことに地元の人たちも驚いている」と話す。
 奄美大島は、今月15日に南太平洋・トンガ沖の海底火山で発生した大規模噴火の影響で津波警報が発表されており、一部地域では津波も観測している。染記者は「震災の記憶がよみがえり、改めて『忘れてはいけない』という思いを強くしている」と、現地の人たちの思いを代弁した。
 染記者によると、昨年1月には鹿児島県与論島に気仙沼魚市場のカツオタンク1個が漂着。現在はサトウキビの苗を栽培する水槽として、地元住民に活用されているという。

 

気仙沼魚市場 近海船マグロ8匹 三陸新報 22.1.22

 気仙沼魚市場に21日、南三陸町の近海マグロはえ縄船第31幸栄丸(149トン)が本マグロ(クロマグロ)8匹を水揚げした。一度に5匹以上揚げた近海船は11カ月ぶりとなった。
 近海船は現在、本マグロを水揚げしても1~2匹ほど。メカジキとヨシキリザメを漁の主体としているためだが、近藤典男漁労長(65)によると、昨年2月の100匹取った時は本マグロを狙っていたが、今回はメカジキ狙い。「マグロは考えていなかった。たまたまだった」という。
 水揚げされた本マグロは最も大きいもので115㌔あり、平均は101㌔。買い受け人から「鮮度も脂の乗りもいい」との声が聞かれた。一方、東京市場へ出荷している仲買人は「まん延防止の適用方針が東京などに出てから全く売れなくなった」と嘆いた。
 入札による取引価格は1㌔当たり4900~1890円。平均が3600円ほどだった。
 太平洋クロマグロは国際的に資源管理されており、日本国内では漁業や漁船ごとに水揚げ数量が割り当てられている。近海船は昨年、1~3月は総漁獲枠内で早い者勝ちで取ることができる「オリンピック方式」だったが、今年は1月から漁船ごとの個別割り当てになった。
 各近海船が持つ漁獲枠は1トン前後のため、昨年のように100匹を水揚げすることはできなくなったという。

 

月立小で豆腐作り 三陸新報 22.1.22

 気仙沼市立月立小学校(鹿野田忠之校長)の児童が21日、自分たちが栽培した大豆を使った豆腐作りに挑戦した。
 総合的な学習の一環で3、4年生の7人が参加。児童は学校近くの畑で大豆と青豆を栽培し、昨年11月下旬に大豆、青豆を収穫した。 
 講師の菅原妙子さん(74)=塚沢=から作り方を教わり、大豆と青豆をミキサーで液状にした後、こげないように鍋で煮たて、豆乳を絞り出した。
 豆乳は煮詰めてにがりを加え、木枠へ流し、白と緑の豆腐が出来上がった。 
 豆腐は給食と一緒に食べ、調理で出たおからは児童が持ち帰った。4年生の吉田蓮君は「大変だったがみんなで協力しながら豆腐を作れて良かった。次に作る時は他の人にも作り方を教えながら調理したい」と話した。