気仙沼関連報道:過去1週間

 

2019年1月22日

 

文化財を火災から守ろう 気仙沼市で防火訓練 三陸新報 19.1.22

 26日の「文化財防火デー」にちなみ、気仙沼市教育委員会などは20日、市内の2寺院で防火訓練を実施した。
 この日は、市内古町の補陀寺と浦の浜の光明寺でそれぞれ行われた。補陀寺では市教委をはじめ、気仙沼消防署や市消防団、市民ら約100人が参加し、初期消火や重要物品搬出、火災防ぎょ訓練などを展開した。
 補陀寺の千葉裕一住職は「多くの方々に参加していただき、大変ありがたい。若い世代にも防火活動の重要性を伝え、文化財を守っていきたい」と話していた

 

密漁連携して防止 南三陸署など合同訓練 河北新報 19.1.22

 宮城県南三陸署は21日、地元漁協と気仙沼海上保安署による合同の密漁対策訓練を南三陸町で行った。約30人が参加し、取り締まりの連携態勢を確認した。
 訓練は同町戸倉の波伝谷(はでんや)漁港の沖合で、県漁協の監視船がアワビの密漁が疑われる不審船を発見した想定で実施。通報を受けた気仙沼海保の巡視艇と連携し、逃走する船を志津川漁港に追い込んだ。南三陸署員が上陸した乗組員を取り押さえた。
 同署によると、密漁されたアワビやナマコなどの海産物は暴力団の資金源になっているという。佐藤孝一署長は「関係機関と連携を図り、漁業関係者の経済基盤を揺るがす密漁を防ぎたい」と話した。
 合同訓練は昨年に続いて実施。町密漁防止対策協議会の佐々木孝男会長は「訓練は密漁の抑止力になる。不審船を見つけたらすぐに通報してほしい」と語った。

 

<三陸道>宮城2区間、来月16日開通 仙台と気仙沼直結 河北新報 19.1.22

 国土交通省は21日、三陸沿岸道路の歌津インターチェンジ(IC、宮城県南三陸町)-小泉海岸IC(気仙沼市)間10.0キロと、いずれも気仙沼市の本吉津谷-大谷海岸IC間4.0キロが2月16日に開通すると発表した。仙台市と気仙沼市が高速道路で直接結ばれることになる。
 両区間はそれぞれ2012年10月、14年9月に着工。20年度開通予定の小泉海岸-本吉津谷IC間2.0キロを含む開通区間の総事業費は約967億円で、歌津IC-小泉海岸IC間には歌津北IC(南三陸町)を設けた。仙台-気仙沼間の所要時間は約10分短縮されて約2時間20分となる見込み。
 気仙沼から仙台・関東方面への水産加工品輸送ルートは東北自動車道から三陸道への切り替えが進み、今回の直結によって水産関連など産業振興の加速が期待される。
 昨年10月に気仙沼市唐桑にコースが開設された韓国版トレッキング「宮城オルレ」への誘客拡大も見込まれる。村井嘉浩知事は「南三陸・気仙沼地域の産業経済の活性化や観光振興に大きく寄与すると期待している」との談話を出した。
 菅原茂気仙沼市長は「仙台と気仙沼がいよいよつながり、本格的な高速道路時代の幕開けとなる。市の発展に大きな力を与えてくれる」と期待を寄せた。
 国は三陸道の仙台港北IC(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)間を東日本大震災の復興道路として位置付け、20年度までの全線開通を目指す。今回の開通で約7割の238キロが利用できるようになる。

 

<気仙沼大島大橋>「開通で便利に→宿泊客減」懸念 旅館関係者ら星の観察会など対策模索 河北新報 19.1.22

 宮城県気仙沼市の離島・大島の旅館関係者らが、亀山(235メートル)などから見る星空を観光に生かそうと模索している。地元では、4月7日に気仙沼大島大橋(356メートル)が開通することで観光客増加に期待が高まる一方、宿泊客減少への危機感が強い。星の観察会など夜型イベントを企画し、参加者にそのまま島に泊まってもらおうとの狙い。
 大島観光協会青年部のメンバーら約10人が16、17の両日、光学機器メーカーの担当者から天体望遠鏡を使った星空ガイドの方法を学んだ。16日は亀山から星を観察し、17日はメーカー担当者が実際に大島小の親子連れなど約30人にガイドする様子を見学した。
 青年部代表で星を生かした観光を提案する旅館「椿荘花月」の専務村上盛文さん(45)は、「新たな観光資源として十分に活用できる」と手応えを口にする。
 村上さんが大島から見る星に注目したきっかけは、東日本大震災だ。全国各地から集まったボランティアが星空に感激する姿が忘れられなかった。
 「外から来た人に言われて魅力に気付いた」と振り返る。360度遮るもののない亀山山頂から眺める星空と気仙沼市中心部の夜景は絶景だという。
 橋の開通に合わせて星空を観光で生かそうと協会青年部に持ち掛け、賛同を得た。協会は既に2台の天体望遠鏡を購入。亀山での観察会などを計画する。
 2017年の島内宿泊者数は約2万9400人で震災前の6割にとどまる。架橋で宿泊客が減れば、旅館関係者にとっては死活問題だ。
 旅館「明海荘」のおかみ村上かよさん(53)は「朝方の月や日の出を見るツアーも組み込めば、泊まる客が増えるはず。宿泊につなげる取り組みを今後も考えたい」と話した。

  

活力満ちたまちへ結束 唐桑地域で新年会 三陸新報 19.1.21

 気仙沼市唐桑地域新年会が19日、国民宿舎「からくわ荘」で開かれた。唐桑町自治会連絡協議会と市民憲章推進協議会唐桑地区部会の主催で、地区内各団体の代表者ら約100人が出席。新年のあいさつを交わしながら、地域の発展に向けて抱負を語り合った。
 自治連の千葉清人会長はあいさつの中で、市内の集会施設の管理が指定管理制度に統一されることに触れて、「地元にとっては負担が増すが、各自治会が連携し、市民憲章に掲げられている『活力に満ちたまち』の実現に向け、まい進していこう」と語った。
 菅原茂市長等の祝辞に続いて、唐桑文化協会の吉田守会長の音頭で乾杯し、祝宴に入った。

 

地物の寒ダラ品定め 南三陸の仮設魚市場で福興市 河北新報 19.1.21

 南三陸町の志津川仮設魚市場で20日、恒例の福興市があり、地元で取れた旬の寒ダラやカキを買い求める客でにぎわった。
 町内の13店が出店。揚げたての寒ダラのフライや白子の天ぷらが人気を集めた。購入した殻付きカキやホタテを炭火で焼けるコーナーもあり、来場者は暖をとりながら舌鼓を打った。
 今月中旬から町地方卸売市場でタラの水揚げが本格化し、会場では一本売りする店もあった。家族で訪れた南相馬市の会社員渡部芳久さん(55)は「買ったタラは鍋や揚げ物にして味わいたい」と笑顔で話した。
 つきたての餅の振る舞いや、タラやかまぼこが当たる抽選会も行われた。

   

新気仙沼大橋も間もなく 3月上旬までに供用 三陸新報 19.1.19

 気仙沼大島大橋や三陸道の開通が相次いで予定されている気仙沼市で、2月末~3月初めには架け替え事業が行われている気仙沼大橋が開通する見込みだ。
 橋本体の工事は路面のアスファルト舗装などを残すだけとなっており、現在、急ピッチで進められている。今の橋より幅員が広がり、災害時には避難車両や歩行者などの通行がスムーズになるものと期待されている。
 橋は中央公民館付近から中谷地交差点まで延長1・1キロの都市計画道路・魚市場中谷地線の一部。東日本大震災時には沿岸部から内陸側へと避難する車で渋滞したことから、曲線だった幸町側の道路と併せて市が造り直している。

  

津波の脅威 伝承ここから 気仙沼・語り部、震災遺構視察 河北新報 19.1.19

 3月10日にオープンする気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館で、震災の語り部活動をする予定の地元住民が18日、現地を視察した。
 階上地区まちづくり協議会の語り部部会、気仙沼観光コンベンション協会など6団体でつくる「けせんぬま震災伝承ネットワーク」のメンバー約40人が参加。市職員の説明を受けながら、遺構の旧気仙沼向洋高校舎内や映像シアターなどを見て回った。
 南校舎3階に残された乗用車や市内各地で住民が撮影した津波の映像などを目にして家族を亡くした震災当時を思い出し、涙を流す参加者もいた。
 伝承ネットワーク代表の近藤公人さん(71)は「震災や津波の脅威を伝え、命の大切さを伝える拠点にしたい」と話した。
 

  

販路拡大、商品開発へ新会社 気仙沼市と南三陸町の老舗かまぼこ店 三陸新報 19.1.18

 東日本大震災で被災した南三陸町と気仙沼市の老舗かまぼこ店2社の若手経営者が、新会社を立ち上げ、23日に第1弾となる商品を発売する。
 新会社「三陸フィッシュペースト株式会社」を設立したのは、南三陸町で1880(明治13)年に創業した「及善商店」の及川善弥専務(38)と、気仙沼市で1918(大正7)年創業の「かねせん」の斎藤大悟専務(37)。かまぼこ業界は、人口減少やみやげ物の多様化などを背景に需要が低迷している。震災特需にも陰りが見える中でたどりついたのが、業務の合理化を目指して手を携えることだった。
 新会社は商品開発や営業、販売を主体に事業を展開。製造や出荷は既存の両社が担うため、新会社にとっては、設備投資を抑えながら、両社の収益につなげることができる。

 

<笹かまぼこ>常温保存できます!宮城の老舗2社が共同開発、23日から販売 河北新報 19.1.18

 かまぼこ店の及善商店(宮城県南三陸町)とかねせん(気仙沼市)によるベンチャー企業、三陸フィッシュペースト(同、SFP)が常温保存可能な笹かまぼこを開発し、23日に販売を始める。創業100年を超える老舗同士がタッグを組み、土産品や子ども向けおやつとして市場開拓を目指す。
 商品名は「旅するかまぼこ」。チーズ味と牛タン味の2種類をレトルト加工で作った。賞味期限は90日間で、冷蔵庫を使わずに長期保存できるのが特長。
 SFPは2017年10月の設立。かまぼこの消費拡大を図るため、新機軸の商品づくりを進めてきた。原材料となる魚肉の特性を踏まえ、1年がかりで常温で持ち運べるかまぼこの製造に成功した。
 及川善弥社長(38)=及善商店専務=は「かまぼこを加圧・加熱・殺菌する温度条件や時間を試行錯誤し、本来の弾力ある食感が残る商品に仕上がった」と胸を張る。
 SFPは、旅するかまぼこが常温で陳列できるメリットを生かし、観光客をターゲットに駅や空港での販路開拓を見据える。高タンパク質、低脂肪のかまぼこを通して魚食の裾野を広げるため、子どもの目を引くような明るいパッケージデザインにした。
 3枚入り1パック400円(税抜き)。及善蒲鉾店(南三陸町)、かねせん蒲鉾店(気仙沼市)、JR仙台駅「おみやげ処せんだい」、エスパル仙台東館「東北めぐり いろといろ」などで取り扱う。
 4月には第2弾としてアジアを中心とした外国人観光客向けに、国産ホタテを使った常温保存のかまぼこの販売を予定する。斎藤大悟副社長(37)=かねせん専務=は「一連の事業はかまぼこ業界で生き残るための挑戦。商品を国内外に売り込みたい」と意気込む

  

会報が節目の100号 気仙沼市シルバーセンター 三陸新報 19.1.17

 気仙沼市シルバー人材センターが発行している会報「シルバーだより」が、節目の100号を迎えた。設立から32年目となる平成最後の正月に、記念すべき会報が出来上がった。
 表紙を飾ったのは、開通を4月7日に控えた気仙沼大島大橋。小山理事長の年頭あいさつなどのほか、記念として、これまでの会報の歩みを紹介する特集を掲載している。
 第1号は、1987年8月の同センター設立から2カ月後。B4判の1枚刷りで、事業内容などをQ&Aで知ってもらう内容で、翌年1月に発行した第2号から、ほぼ現在の会報と変わらない形となった。現在は、1、4、9月の年3回発行している。
 センター総務係では「設立から多くの人に携わっていただいたおかげで、記念すべき100号の会報ができた。今後は会員による討論など新しいコーナーを考えており、読者を飽きさせない会報誌を作っていきたい」と話している。

  

合格の願い込めて オクトパス君製作が最盛期 南三陸町 三陸新報 19.1.16 

 本格的な受験シーズンを前に、南三陸町入谷のYES工房で、特産のタコをモチーフにした縁起物「オクトパス君」の受注がピークを迎えている。奮闘する受験生の合格を願い、スタッフが真心を込めて製作に当たっている。
 オクトパス君は、手のひらサイズのタコの形をした文鎮で、タコの英語表記と「置くとパス(合格)」するの語呂をかけた人気の合格祈願グッズ。2009年に誕生し、東日本大震災後は工房を運営する南三陸復興ダコの会が製作、販売を手掛け、累計販売数は10万個以上に上る。
 今シーズンは、北は北海道から南は沖縄県まで注文があるほか、県内を中心に受験生が直接工房を訪ねて購入するケースも増えている。復興ダコの会の大森丈広会長は「頑張っている受験生に『頑張れ』というのではなく、そっと支え、ゆるく応援するのがオクトパス君に込めた思い。ゆるい表情を眺めて、勉強の疲れを癒やしてほしい」と話している。
 1個2500円。絵馬や地元で生産されたタコの缶詰などの合格祈願セット(6800円)も人気。問い合わせはYES工房(電話0226・46・5153)まで。