気仙沼関連報道:過去1週間

 

2018年6月23日

 

南三陸町荒嶋神社の鳥居再建 来夏の宵宮祭までに若手氏子ら 三陸新報 18.6.23

 南三陸町志津川で、東日本大震災の津波により流失した荒嶋神社の大鳥居再建を目指すプロジェクトが始動した。
 鳥居はサンオーレそではま海水浴場に近く、震災前は地域や観光客から親しまれてきた。2019年7月の宵宮祭までの完成を目指して、再建費用の寄付を呼び掛けている。
 プロジェクトでは、再建にかかる費用500万円を住民や事業所などからの寄付を募る。実行委員会では「荒島に鳥居がある姿を町の多くの皆さんが見てきた。これからも神社を守っていく象徴として再建したい」と話している。問い合わせは実行委事務局(電話0226・46・2037)まで。

  

「甘くておいしい」 大谷、小泉幼稚園児がトマト狩り 三陸新報 18.6.22

 気仙沼市立大谷幼稚園(62人)と小泉幼稚園(14人)の園児たちが21日、本吉町北明戸の大規模トマト栽培施設「サンフレッシュ小泉農園」で、トマト狩りを楽しんだ。
 園児たちは、ビニール袋を持って4万株のトマトがある広大なハウス内で大小さまざまなトマトを選んで収穫。こぶし以上の大きさのものを見つけて歓声を上げたり、その場で味わったりして楽しいひとときを過ごした。
 大谷幼稚園年長組の馬場瑶生ちゃんは「甘くておいしかった」、小泉幼稚園年長組の猪股廉君は「大きなトマトが採れたから、ママに見せたい」と笑顔を見せた。

    

おいしく仕上がって 気仙沼向洋高でサンマ缶詰の製造実習 三陸新報 18.6.21

 気仙沼向洋高校で、サンマ缶詰の製造実習が行われている。建設中の新校舎に移転する同校。現施設での実習は今回が最後となる。
 「さんま味付缶詰」は、学校の名物で楽しみにしている市民も多い。今年も産業経済科の2、3年生80人が、計4日間にわたって作業し、5千個を製造する。
 缶詰は文化祭などで販売するほか、仮設校舎周辺や通学路沿いの人たちにも届ける計画だ。3年生の男子生徒は「今年も、皆さんに喜ばれるような、おいしい缶詰を作りたい。仮設実習棟への感謝の気持ちを詰め込むつもりで仕上げたい」と話した。

地方の子も外遊び減る気仙沼の小学生 遊び場「家の中」85% 東京新聞 18.6.21 夕刊

 海や山など身近な自然の中で遊ぶ子どもが大幅に減っていることが、東日本大震災被災地の宮城県気仙沼市での調査で分かった。小学生とその親、祖父母の3世代を比較し、同い年の少人数で家の中で遊び、外遊びの文化が年上から年下へ伝承されにくくなっている実態が浮かび上がった。震災が影響しているのかどうかは、今後調べることにしている。 (柏崎智子)

 調査は、震災後に支援に入り、子どもたちが都市部以上に外で遊んでいないと実感した民間団体と千葉大大学院が実施。親と祖父母には、幼いころを思い出して回答してもらった。

 遊び場を「海」「川・水路・池」「山・林」「田んぼ・畑」と答えたのは、祖父母が四~五割、親も三~四割なのに対し、小学生はいずれも一割以下。「家の中」は三世代で最多の85%だった。「木に登る」「秘密基地を作る」「木の実を食べる」など自然を生かした遊びの体験も、小学生が三世代で一番少ない。

 放課後に一緒に遊ぶ友達の人数は、世代を追うごとに減少。親と祖父母の回答にはほとんどない「誰もいない」が、小学生では18%に上った。年齢の違う友達と遊ぶ割合も、祖父母72%、親50%、小学生は38%と低下している。

 調査した千葉大大学院園芸学研究科木下勇研究室の寺田光成(みつなり)さんは「地方では都市部より少子化が進み、近所で友達を見つけにくい上、『川のここは飛び込んでも安全』など、自然の中での遊び方を年上から教わる機会が減っている。危ないから海や山には近づかないという感覚が強まっているのでは。震災の影響なのか、それ以前からの傾向なのかは今後の調査で明らかにしたい」と話す。

 調査は同研究室と、東北で遊びの支援をする団体「プレーワーカーズ」(名取市)が気仙沼市教委の協力で、昨年十二月~今年一月に実施した。市内の全小学生二千五百八十三人とその親、祖父母にアンケートし、回収率は小学生と親が72%、祖父母は54%だった。

 調査結果を二十二日午後七時から、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターセンター棟で開かれる集会「環境問題として考える子どもの遊び」で発表する。

 問い合わせは「TOKYO PLAY」のEメールstaff@tokyoplay.jpへ。

   

南三陸町復興支援、被災地訪れ寄付金渡す 熱海女性連絡会 伊豆新聞 18.6.20

■総額108万円に

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の復興を支援している熱海市の熱海女性連絡会の滝野慶子会長ら会員11人がこのほど、復興が進む被災地を訪ね、南三陸名産のメカブ販売の収益金10万5千円と、雑紙回収で再生されたトイレットペーパー600個を同町社会福祉協議会に寄付した。2012年に始まった支援活動と寄付は今回が14回目で、寄付総額は108万円となった。

 咲見町、水口町、青葉町の各女性部など6団体でつくる同連絡会は、被災地に足を運べない主婦でもできる復興支援として、同町の水産会社から仕入れたメカブを会員や市民に販売する活動を震災翌年から年2、3回のペースで行い、その都度収益金を同協議会に送付している。今回は4月に行った販売で寄付金が累計100万円に達したことから、1泊2日の被災地視察を兼ねて直接届けた。

 一行は同町総合ケアセンター内にある社会福祉協議会事務局に阿部東夫会長を訪ね、寄付金などを手渡した。阿部会長は「支援団体も次第に減り大変助かる。大切に使わせてもらう」と礼を述べた。

 活動開始翌年の13年以来2度目の被災地訪問となった滝野会長は「南三陸のメカブは本当においしくて、会員は『これなら長く続けられるね』と言って活動を続けている。これからも微力だが、復興の手伝いをしていきたい」と話した。

 町内視察では語り部から震災の話を聞き、慰霊碑に手を合わせるなどした。

  

岩井崎明戸虎舞に虎頭寄贈 古里の文化継承願い気仙沼市の畠山昭四郎さん 三陸新報 18.6.20

 気仙沼市の岩井崎明戸虎舞保存会(芳賀登会長)に177日、市内の男性から虎頭(とらがしら)が贈られた。東日本大震災の津波で流失して以来、会員手作りの虎頭を使って活動を続けていた同会では、寄贈に感謝するとともに、文化継承への思いを新たにした。
 男性は、波路上後原出身の会社役員畠山昭四郎さん(80)=田中=。「長年、どういう形で恩を返そうか考えていた。昨年の気仙沼みなとまつりでの演舞に感動して虎頭の寄贈を決めた。明治から続く芸能を、末代までも継承してほしい」と、芳賀会長に虎頭を手渡した。
 芳賀会長は「立派な虎頭を頂き、ありがたい。会員一同、気持ちを新たにして地域の芸能を盛り立てていきたい」と感謝した。

 

残り11万枚超の被災写真返却 復興協が再登板 気仙沼市が実績買う 「出張閲覧」など計画 河北新報 18.6.20

 気仙沼市でボランティアの受け入れなどを手掛ける一般社団法人「気仙沼復興協会」が、東日本大震災の津波で流された写真などを持ち主に返す事業を、市の委託を受け2年ぶりに実施する。2017年度は市単独で行ったが1枚も返却できず、16年度まで約90万枚を返却した実績がある同協会に白羽の矢が立った。
 市が保管する持ち主不明の写真は約11万5000枚、ランドセルや位牌(いはい)などの物品も約1800点ある。同市唐桑町の小原木公民館で展示している。
 希望者は同市波路上にある協会事務所のパソコンで、データベース化した写真を閲覧。公民館で実物を受け取るか、印刷してもらうことができる。
 事業は協会が11年6月に始めた。写真約100万枚、物品約4000点をボランティアらが洗浄し、市内各地で展示。仮設住宅などで出張の閲覧会も行った。
 財源だった国の緊急雇用創出事業が16年度末で終了したため、市は昨年度、協会への委託を打ち切った。
 市危機管理課に写真を閲覧できるパソコンを設けたが認知度は低く、人手不足などで出張閲覧会も未開催。土、日曜や祝日は閉庁ということもあり、1年間の閲覧は5件にとどまった。
 このため市は、ノウハウのある協会に事業を再委託することにした。ボランティア受け入れ事業を含む委託料は約670万円。市の担当者は「パソコンの閲覧には1時間近くかかる。希望者に丁寧に対応するためにも協会の協力は必要だ」と話す。
 協会は震災を機に地元を離れた住民らを想定し、仙台市や首都圏などでも出張閲覧会を開催したい考え。連絡先などが書かれた物品を調べ、持ち主に直接、接触する計画も立てている。
 同協会事務局長の千葉貴弘さん(43)は「震災から7年たち、ようやく気持ちに余裕が生まれた被災者もいる。多くの人に返却できるよう努めたい」と話す。
 連絡先は同協会0226(27)3882。水曜定休

   

ジャンボのり巻き完成 志津川湾銀ざけまつり福興市 三陸新報 18.6.19

 志津川湾銀ざけまつり福興市が17日、南三陸町の志津川仮設魚市場で開かれ、旬のギンザケを求めて町内外から多くの人が訪れた。
 1本売りでは、用意した100匹が1時間ほどで完売。重さ2・5~3キロ、1匹2500円という格安で、まとめ買いする人もいた。
 来場者150人が参加した巨大のり巻き作りでは、南三陸米の酢飯を使ってギンザケの切り身を巻いた長さ36メートルののり巻きに挑戦。見事に完成したのり巻きを一斉に掲げると、大きな歓声が上がった。

  

離島・大島にクマか 気仙沼 河北新報 18.6.18

 16日午前5時30分ごろ、気仙沼市の離島・大島でクマ1頭を目撃したと気仙沼署に通報があった。大島でクマが目撃されるのは珍しく、同署によると、目撃情報は5月23日に次いで今年2回目。
 17日には、島内の山林でクマが木を引っかいたとみられる痕が見つかり、同署は市と連携して住民に注意を呼び掛けている。

  

気仙沼の臨時船「ひまわり」保存 大阪の高校生善意募る 河北新報 18.6.18

 東日本大震災で気仙沼市沖の大島を結ぶ唯一の船舶として活躍した臨時船「ひまわり」の保存活動に役立てようと、大阪府立芥川高(高槻市)吹奏楽部が17日、他校との合同演奏会で募金活動を行い、約6万円を集めた。
 昨年の修学旅行で東北の被災地を訪れた。その後「ひまわり」の廃船を知り、募金活動の目標に決めた。「ひまわり」は来年3月末に気仙沼大島大橋が完成したら引退、廃船となる。展示保存のため約3千万円が必要という。
 これまでに約300万円が集まった。同校は2月に生徒2人が気仙沼市を訪れ「ひまわり」を見学。慈善コンサートを開いて約40万円の募金を集めていた。
 吹奏楽部長の八坂陽菜(ひな)さん(17)は「東北を支援する活動が今まで以上に身近に感じられるようになった」と話した。
 臨時船「ひまわり」を保存する会の会長代行菊田栄四郎さん(65)=気仙沼市=は「高校生が気仙沼と大阪を結ぶ懸け橋になりうれしい」と語った。菊田さんの連絡先は090(7795)3409。