気仙沼関連報道:過去1週間 

2017529日更新 

<天旗まつり>復興願い 凧 空泳ぐ 河北新報 17.5.29

第30回気仙沼天旗まつりが28日、気仙沼市波路上の気仙沼向洋高旧校舎の隣接地であった。東日本大震災の犠牲者追悼と復興の願いが込められた凧(たこ)は、潮風を受けて空高く舞った。
 地元の気仙沼凧の会をはじめ、日本凧の会(東京)など全国各地から愛好者が集まり、模範演技を披露した。郷土色豊かな凧が次々に揚がると、会場は拍手と歓声に包まれた。
 子どもたちには手作りの凧400枚が配られ、家族で凧揚げを楽しんだ。祖父と訪れた気仙沼市松岩小2年の尾形深結さん(8)は「高く揚げるのが楽しい」と話した。
 まつりは観光関係者や凧の愛好者らでつくる実行委員会が主催。震災前は気仙沼漁港の岸壁で実施されていたが、2013年から会場を移して開かれている。

被災農地7年ぶり田植え アートで彩り 河北新報 17.5.29

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町志津川の廻館地区で、7年ぶりに田植えが行われている。廻館営農組合の西城善昭組合長(64)は田んぼアートを企画し、28日は住民らと苗を植え付けた。農業の担い手が少なくなる中、被災した町に彩りを添え、コメへの関心を高めていく考えだ。

 田んぼアートは35アールの水田に赤米、黒米を使って町名物のタコを描く。西城さんは地元の子どもやボランティア約50人と手植えで汗を流し、「やっとここまで来てホッとした」と笑顔を見せた。
 水田の近くにある志津川高に通う3年の菅原藍香さん(17)も参加し、「高校の周りは復興工事ばかりで寂しい。田んぼができて震災前の風景が戻ったよう」と喜んだ。
 西城さんは2011年3月11日、農作業中に地震に見舞われ、逃げた高台で町防災対策庁舎が津波にのまれる惨事を目の当たりにした。建てたばかりの自宅や大切な田畑も失った。
 廻館地区の農地は当初、原形復旧の計画だった。次世代の農家のためにも、収益性の高い圃場整備事業の実施を町に要望。14年に認められ、16年度末までに11.5ヘクタールが引き渡された。
 震災前、廻館地区の農家は約60戸あった。被災による廃業や農地の集約に伴う貸借で、新たに組織した営農組合に名を連ねたのは3戸にとどまった。
 西城さんは「新しいことをやらなければ農業は衰退する」と危機感を募らせ、田んぼアートを企画した。人が集まって楽しめる場所にし、町の活性化につなげたいという。
 担い手不足に加え、コメ消費量の落ち込みや生産調整(減反)の廃止など不安要素はいくらでもある。それでも西城さんは「息子や孫に誇れる農業にするため、やれることをやる。まず若い人にコメを好きになってもらいたい」と語る。
 田んぼアートは7月には葉が色づき、見頃を迎える。営農組合は今年、7ヘクタールにひとめぼれや飼料用米を作付けする。

<生物多様性>震災で復活の干潟 高校生が調査 河北新報 17.5.28

 宮城県志津川高は27日、東日本大震災で被災した影響で南三陸町志津川地区の八幡川右岸に復活した干潟の生物調査を実施した。震災後、生物が回帰しているかを調べ、自然の豊かさを町内外に発信する。

 天然の砂浜だった八幡川右岸は1960年のチリ地震津波後、松原公園が整備された。大震災の津波で防潮堤と公園のコンクリートが壊されて磯浜に戻った。
 志津川高自然科学部と町職員の計9人が調査に参加。干潟で石を裏返したり、土を掘ったりして生き物を探した。生徒は採取したカニやアサリ、ヒトデを一つずつ図鑑と突き合わせて種類を特定した。
 自然科学部の2年佐藤利輝さん(16)は「初めて見る生き物もあって貴重な経験になった。継続的に調査していきたい」と語った。
 調査に協力した町ネイチャーセンター準備室の復興支援専門員阿部拓三さん(42)は「絶滅危惧種も見つかり、生物多様性に富む干潟だと分かった。ほかの地域にある被災した干潟とも比べられる」と話した。
 震災後、町民でつくる志津川地区まちづくり協議会が自然回帰した干潟を残そうと町に提案し、高さ8.7メートルの防潮堤は50メートルほど陸側に移された。町は海と触れ合える空間として被災後の状態のまま保全する方針。
 

 

気仙沼大島 GW観光客数過去最多 河北新報 17.5.27

 宮城県気仙沼市の離島・大島で、今年の大型連休期間中(4月29日~5月7日)の1日平均の観光客数が、過去最多となる2144人に上ったことが26日、市の調査で分かった。3月に架設作業を終えた大島と本土を結ぶ気仙沼大島大橋(長さ356メートル)を一目見ようと市内外からファンが訪れた。
 市の調査によると、今年の大島の平均観光客数は前年比24.8%増。市が統計を始めた2000年以降で、最多だった01年(2113人)を31人上回った。
 大島の観光客数は、大島汽船(気仙沼市)が運航するフェリーやクルージングの利用者を基に算出される。今年は大島大橋の下を2度くぐるクルージング(4月29、30日、5月3~6日)が好調で、前年比約4倍の1799人が利用した。
 菅原茂市長は「多くの人に注目されている大島大橋の効果が出た。天候に恵まれたことも大きかった」と話した。
 気仙沼市全体の1日平均の観光客数は前年比2.4%増の1万3066人。東日本大震災前の10年(1万7071人)の76.5%にとどまった。

震災の記憶伝承する場に 志津川高に資料室 河北新報 17.5.26

 東日本大震災の教訓を残そうと、志津川高(生徒237人)は校内に震災資料室を開設した。南三陸町の被害状況や避難所となった同校の様子を写真や映像で紹介。教職員や生徒が震災の記憶を語り継ぐ場を目指す。
 資料室は1階の教室を使って整備。津波でがれきが押し迫る登校坂や、最大500人が滞在した同校避難所の運営を手伝う生徒の様子など約80枚の写真を展示した。被災した町民バス復活のために、生徒が手作りして販売したモアイの缶バッジや他校からの応援メッセージも飾った。
 24日にあった開室式には生徒代表や関係者約20人が出席。山内松吾校長は「人々の声なき声が聞こえてくるような空間になるように、生徒や地域の人々と資料室を育てていきたい」と話した。
 生徒会長の3年菅原遙人さん(17)は「震災を体験した者として記憶を風化させてはならないと強く感じる。他地域からも来てもらい、防災対策を見直すきっかけにしてほしい」と語った。
 研修などで使う映像設備は、サッポロホールディングスが復興支援の一環として寄贈した。資料室の利用は事前予約が必要。連絡先は志津川高0226(46)3643。

市税収入が震災前の水準回復へ 気仙沼市で16年度 三陸新報 17..5.26

 気仙沼市の2016年度の市税収入が、東日本大震災前の水準に回復する見通しとなった。今月末の出納閉鎖前の収納額(4月末現在)は約64億9千万円で、10年度比の99・1%まで達した。
 復興需要に伴う法人市民税や住宅再建の進展による固定資産税の伸びなどを受け、震災後最高の税収となる。市税務課では「復興需要を追い風に、建設業を中心に業績が堅調に推移していることに加え、津波で被災した商店などの再建が一定程度進んだことなどが要因」と話している。

 

2週間ぶりにカツオ水揚げ 気仙沼魚市場で初回より高値取引 三陸新報 17..5.26

 気仙沼魚市場に25日、2週間ぶりに生鮮カツオが水揚げされた。福島県の巻き網運搬船による新口32・8トンで、前回の初水揚げ時よりも高値で取引された。魚群が北上してくるこれからが水揚げの本番でもあり、関係者は今後の順調な入港に期待している。
 今季2度目の水揚げは10日以来。2キロ前後の「中小サイズ」が主体で、キロ当たり平均551円と、初水揚げより100円ほど高かった。買い受け人は「この相場が呼び水となり、これから多くの船が入ってくれれば」と期待していた。

 

<気仙沼天旗まつり>凧と歩んだ30年 一冊に 河北新報 17.5.25

 28日に第30回大会が開かれる宮城県気仙沼市の「気仙沼天旗まつり」(実行委員会主催)の記念誌作りが進む。大漁や豊作の願いを込めて揚げられる港町特有の色鮮やかな凧(たこ)。住民や参加者から寄せられた貴重な写真をふんだんに使い、7月にも完成予定だ。

 実行委員会を構成する気仙沼観光コンベンション協会や「気仙沼凧の会」が2月以降、過去の参加者らに呼び掛け、写真を集めてきた。地元に加えて青森、福島、千葉県など全国各地から約300点が集まった。
 協会のスタッフは編集作業に懸命だ。虫の形や6畳の大きさのものなど大会を盛り上げた珍しい凧の写真が、約30年の歴史や東日本大震災以降、毎年のように会場を移しながら続けてきた苦労を伝える。
 旧暦の正月に商売繁盛を祈って凧を揚げた気仙沼の風習、1988年のまつりの立ち上げに汗を流した関係者のインタビューなども盛り込む予定。地元ケーブルテレビ局の協力を得てDVDも制作中で、コンベンション協会は「30回続いたまつりを通じ、気仙沼の歴史や文化を存分に味わってほしい」とアピールする。
 記念誌には今年のまつりの様子も収める。28日は気仙沼市波路上の気仙沼向洋高旧校舎の隣接地を会場に午前10時、愛好家約50人が一斉に凧を揚げる。来場した子どもに手作りの凧を贈る。
 強風や大雨の場合は中止。連絡先は気仙沼観光コンベンション協会0226(22)4560。

「高遠の桜」復興の力に 気仙沼市立病院に植樹 長野日報 17.5.25

伊那市高遠町の固有種で「門外不出」とされるタカトオコヒガンザクラの植樹式が24日、宮城県気仙沼市立病院で行われた。東日本大震災で被災した気仙沼市の景観整備に協力しようと伊那市が寄贈した。両市の関係者約30人が集まり、「高遠の桜」の成長と震災復興の願いを重ね合わせながら植栽した。

同病院に贈った桜はタカトオコヒガンザクラ2本とシダレザクラ40本。シダレザクラの植栽は終えており、この日はタカトオコヒガンザクラを正面玄関近くに植えた。

式で白鳥孝伊那市長は「復興のシンボルとして門外不出と言われる桜を特別な事として気仙沼に贈る。伊那の桜が気仙沼の復興と共に大きく育ってほしい」とあいさつ。菅原茂気仙沼市長は「伊那の桜が人々の心を癒やす温かい花となり将来、気仙沼の名所になる」と感謝し、両市の一層の交流にも期待した。

復興支援で、伊那市は2012年3月から16年3月まで気仙沼市に職員を派遣した。14年3月から2年間にわたり気仙沼市立病院に派遣された北原浩一さん(56)が桜の寄贈を提案し、伊那市はふるさと納税の寄付金を活用して事業化した。「気仙沼さくら復活プロジェクト」と名付け、津波にも耐えた大川沿いの桜並木伐採に心を痛める気仙沼市民への励ましの思いも込めた。

式には北原さんや、タカトオコヒガンザクラを管理する桜守の西村一樹さん(35)、シダレザクラを育てた伊那市高遠町藤澤の守屋源一さん(89)も出席した。

チリ地震津波犠牲者の冥福祈る 南三陸町 三陸新報 17..5.25

 チリ地震津波から57年を迎えた南三陸町で24日、正午に同報無線でサイレンを鳴らし、犠牲になった人たちに黙とうをささげ冥福を祈った。
 チリ地震は、1960年5月23日に日本の裏側にある南米チリ中部近海で発生した。マグニチュード8・5と推測される巨大地震で、発生から約22時間半後の翌24日未明に三陸海岸沿岸を中心に津波が襲来。当時の志津川町平磯地区で最大波5・5メートルの津波が押し寄せるなどして町では312戸の家屋が流失し、41人が犠牲になった。

1カ月で来訪が年間実績の6倍 ハマーレ歌津が上々のスタート切る 三陸新報 17..5.24

 南三陸町歌津地区の商店街「ハマーレ歌津」が、4月23日のオープンから1カ月が経過した。春の行楽シーズンと重なり、来訪者は9万3千人に上った。
 仮設商店街時代の1年分の6倍近い入り込みに、関係者の表情も明るい。今後は夜市などのイベントも開催しながら交流人口拡大に努めていく考えだ。

 

シュロが開花 気仙沼市赤岩の菅野さん宅 三陸新報 17..5.24

 気仙沼市赤岩牧沢の菅野美恵子さん(82)方の庭で、ヤシの仲間のシュロが花をつけた。15年以上育てているが、開花したのは初めてで、独特な花の形に近所の人も驚いている。
 葉の先端が垂れていないことからトウジュロとみられ、高さは2メートル弱。シュロにはオスとメスの木があるが、今回咲いたのは雄花で、粒状の花が密集して房のようになっている。
 「オスとメスがあるなんて知らなかった」と菅野さん。庭にはトウジュロがもう1本あり、伐採する予定だったが、「オスかメスか気になる。花が咲くまで切らないでおこうか」と話している。

<熊本地震>南三陸発 くまモングッズで支援 河北新報 17.5.23

 熊本地震の被災地を支援しようと、宮城県南三陸町の町民有志の団体「南三陸復興ダコの会」が人気キャラクター「くまモン」を使ったグッズを売り出し、人気商品になっている。売り上げの一部は義援金として送られている。
 グッズの名前は「くまころりん」。黒く染めた町特産の繭玉に、赤ほっぺがかわいいくまモンの顔を再現した。笑顔と驚いた顔の2種類あり、中にある重りの効果で、転んでもすぐ起き上がる。熊本地震の被災者が早く立ち上がれるようにとの願いを込めた。
 町内産のスギを使い、九州地方の形に切り抜いた台座が付く。2016年8月にインターネットと同会の「入谷YES工房」で販売を始め、今年4月まで300個以上を売り上げた。
 広報担当の大森丈広さん(34)は「東日本大震災後にくまモンが南三陸町を慰問してくれて、熊本県や九州の人からも多くの支援を受けた。少しでも恩返しになれば」と一日も早い復興を願っている。
 「くまころりん」は800円で、1個に付き300円が義援金となる。連絡先は南三陸復興ダコの会0226(46)5153
 

 

「大きくなれよ」 気仙沼大川漁協が稚アユ2万9千匹放流 三陸新報 17..5.23

気仙沼大川漁業協同組合(菅原元組合長)は21日、大川にアユの稚魚200キロ・2万9千匹を放流した。雨不足で河川の水位が例年より低く、組合員は水量の回復と稚魚の成長に期待した。
 組合員15人ほどが2班に分かれ、岩手県境から館山取水場付近まで20カ所を回った。菅原組合長は「昨年は相次ぐ台風などで思うように釣れなかった。今年は川の水が少なくて心配だが、これから雨が降って水かさが増してくれれば」と話していた。大川のアユ漁は今年も7月1日に解禁される。

 

感謝の気持ち込めて 気仙沼西高吹奏楽部がラストコンサート 三陸新報 17..5.23

 気仙沼西高校吹奏楽部の定期演奏会が20日、「本吉はまなすホール」で開かれた。
 来年に気仙沼高との統合を控えているため、33回目の今回がラストコンサート。部員らがこれまでの感謝の気持ちを込めて演奏を披露したほか、駆け付けたOB・OGらと共演し、フィナーレを飾った。
 最終公演は「ありがとう~33年分の思いを音に~」をテーマに、引退する3年生4人を含む14人が出演した。

 

 

 

  

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