気仙沼関連報道:過去1週間 

 

2017年7月23日更新

 

先祖の縁がつなぐ友情咲く気仙沼の熊谷さんら一行、熊谷初訪問(埼玉) 東京新聞 17.7.23

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県気仙沼市の復興を後押ししようと、震災直後から「熊谷(くまがい)桜」を贈るなど精力的に支援活動を続けている熊谷市の市民グループと気仙沼市民らの交流会が二十一、二十二の両日、熊谷市内であった。熊谷桜の名所として知られる石上寺では、桜の故郷であることを示す石碑の除幕式もあり、先祖の縁と桜がつなぐ友情の証しの完成を共に祝った。 (花井勝規)

 両市民を結び付けたのは、平安末期から鎌倉時代にかけて活躍した、現在の熊谷市に当たる武蔵国熊谷郷出身の武将・熊谷直実(くまがいなおざね)。その直実の孫が鎌倉時代に移り住み、領主となった地が現在の気仙沼市だ。いまでも熊谷姓が人口の5%ほどを占め、「日本で一番熊谷さんの多い街」と言われている。

 二〇一一年の震災直後、熊谷市内の自治会有志らが気仙沼への募金活動を展開。これをきっかけに支援の輪が広がり、翌一二年には歌舞伎愛好家らのグループが直実を主人公とした復興支援歌舞伎を気仙沼で上演。四年前からは各グループで結成した「気仙沼に熊谷桜を植える会」(横田透会長)が毎年春、現地を訪れて、桜の苗を贈る活動を続けている。

 気仙沼市からは、古谷館八幡神社の熊谷正之宮司(61)ら三十六人が初めて熊谷市を訪れた。今回披露された石上寺の石碑には、熊谷宮司が「熊谷桜産土(うぶすな)」と揮毫(きごう)している。一行はそろいのTシャツ姿で熊谷うちわ祭や妻沼聖天山を見物した。

 かつて気仙沼熊谷氏の拠点だった赤岩城跡の保存活動を、八年前から仲間百二十人とともに続けている熊谷博児さん(70)は「復興歌舞伎には感動と勇気をもらった。うちわ祭の熱気はすごいですね」と話していた。

 被害の大きかった気仙沼市鹿折地区でこの春、街開きにこぎ着けた「かもめ通り商店街」でのり販売店を営む長谷川行則さん(70)宅では、贈られた熊谷桜が一メートルほどまでに成長した。長谷川さんは「こんなにもきれいに咲くものなのか」と述べた。

<熊谷桜> 熊谷直実が源平合戦で先陣争いをした故事から名付けられた早咲きの品種。江戸時代には貝原益軒編さんの「大和本草」で当時の代表的な4種類の桜の一つとして紹介されていたが、明治末期ごろに姿を消し「幻の桜」と呼ばれていた。熊谷市の市民グループが1993年に茨城県内から苗木をもらい受け、石上寺などで増殖活動を続けている。

  

生活基盤整備優先で防潮堤工事に遅れ 南三陸町 三陸新報 17.7.22

 南三陸町の漁港施設災害復旧事業として進められている防潮堤工事が遅れている。20日に開かれた町議会の東日本大震災対策特別委員会で町が報告したもので、査定を受けた22カ所の事業費208億円のうち、今年6月までに完了したのは約2億6千万円分で、進捗(しんちょく)率はは1・3%にとどまっている。

 

盛漁期さながら22隻がカツオ590㌧水揚げ 気仙沼港 三陸新報 17.7.22

 気仙沼魚市場に日、カツオ一本釣り船が13隻、巻き網運搬船が9隻入港し、合わせて586㌧の生鮮カツオを水揚げした。20隻以上が1度に入港してカツオを揚げたのは今季初めて。各船が岸壁を埋め、盛漁期さながらとなった。一本釣り船、巻き網運搬船ともに今季最多の入港隻数となった。各漁労長、船頭らによると、いずれも気仙沼から十数時間~一昼夜ほどかかる東沖で操業した。

 

南三陸SC再建 震災から6年、町内唯一 河北新報 17.7.21

 ウジエスーパー(宮城県登米市)を核とするアップルタウン南三陸ショッピングセンター(SC)が20日、東日本大震災で被災した南三陸町志津川の復興市街地にオープンした。大型スーパーは町内唯一で、住民は生活の利便性向上に期待を寄せた。
 ウジエスーパーは食品、生活用品など約1万3000点をそろえる。地産地消コーナーに町内の農産物や加工品を置くほか、総菜を多めに用意して高齢化に伴う個食に対応した。
 買い物に来た同町志津川の主婦佐藤わか子さん(73)は「車がないので震災後は近所の人と登米市まで買い物に行っていた。ウジエが戻ってきてくれてうれしい」と笑顔だった。
 震災前のウジエスーパーの店舗はJR気仙沼線旧志津川駅前にあり、津波で全壊。当時の従業員で新店舗にも勤める佐藤初枝さん(41)は「地域から再建への期待の声を何度も聞いた。昔のようににぎわう場所にしたい」と話した。
 SCは鉄骨平屋で店舗面積は5530平方メートル。ダイユーエイト(福島市)と薬王堂(岩手県矢巾町)も入る。ウジエスーパーの氏家良典社長は「6年以上不便な思いをさせた皆さんに喜ばれる店にする。野菜や魚に厳しい目を持つお客さまが多いので要望に応えていきたい」と話した。

 

海開きに備え浜清掃 気仙沼大島・小田の浜海水浴場 三陸新報 17.7.21
 気仙沼市の大島観光協会(白幡昇一会長)などが20日、海開きを2日後に控えた小田の浜海水浴場の清掃活動を行った。海水浴客に安心して楽しんでもらい、にぎわいあるシーズンになるよう願いながらごみ拾いや周辺の草刈りなどに汗を流した。
 砂浜背後地の草刈り作業も行ったほか、遊泳禁止区域を示す浮き球などを設置した。大島観光協会では「今年も多くの助けをもらって海開きを迎えられる。晴れた日が多く、大勢の観光客でにぎわうとともに、憩いや癒やしの場所になれば」と話した。遊泳は8月20日まで。

 

ピンクのカツオ揚がる 気仙沼魚市場 三陸新報 17.7.20

 気仙沼魚市場に19日、ピンク色をしたカツオが水揚げされた。
 宮崎県日南市の一本釣り船23号海徳丸が41トン水揚げしたうちの1匹。気仙沼の約760キロ東沖で操業した際に釣った。
 重さは2・1キロ。口先から尾の付け根付近まで淡いピンク色をしており、特に腹側の色が濃い。まれに水揚げされることはあるが、魚問屋関係者も「これほどはっきりしたピンク色をしたのは初めて」と目を丸くする。
 関係者は「ビン長主体の漁からカツオに切り替わったばかり。大漁を呼ぶピンクのカツオであれば」と話した。

  

海藻タオヤギソウ 新たな名産誕生に期待感 河北新報 17.7.20

 東日本大震災で被害を受けた気仙沼市階上地区で、海藻タオヤギソウを特産品にする動きが本格化している。地区内にある宮城県気仙沼水産試験場が全国で初めて養殖技術の開発に成功し、生産体制を確立。地元養殖業者と協力しながら順調に収穫量を増やした。19日には地元住民を招いた試食会があり、新たな名産の誕生への期待を高めた。
 タオヤギソウは全国各地の沿岸に分布する紅色の海藻で、水深3~5メートルに生息。カキの養殖ロープなどに付着し、冬から春にかけて成長する。食用として流通はしていないが、地元漁業関係者らの間では食べられていた。粘りがあるシャキシャキした食感が特長だ。
 食用で流通できる量を確保しようと、試験場は2002年に養殖技術の開発に着手。09年に養殖方法で特許を取得した。収穫量を年々増やし、出荷を2カ月後に控えた2011年3月に東日本大震災が起きた。
 試験場庁舎は津波で全壊し、再び養殖を始めることができたのは14年4月。地元養殖業者3人と協力し、今年は200キロを収穫できるまでになった。
 試食会には漁業関係者や民宿、飲食店の店主ら約40人が参加した。タオヤギソウを使った酢の物やだし巻き卵、天ぷらなど5種類の料理が提供された。
 津波で建物が全壊し、13年6月に再開した民宿「沖見屋」を営む畠山勝弘さん(54)は「どんな料理にも使えそうだ。震災で落ち込んだ観光客を呼び戻す目玉料理の一つにしたい」と期待する。
 試験場は提供する民宿や飲食店と協力しながら知名度の向上を図り、加工品の開発も進める。雁部総明場長は「地元の人もあまり食べたことがない珍しい食材。地域全体で階上の名産品に育てたい」と話した。

 

大雨で冠水や倒木 18日朝、気仙沼市 三陸新報 17.7.19

 気仙沼市は18日早朝から朝にかけて、局地的な大雨に見舞われた。市内各地で冠水や路面流出、倒木などの被害が出たほか、冠水で車両が立ち往生する事故もあった。けが人はなかった。
 市危機管理課などによると、午前5時の降り始めからの累加雨量は83・5ミリで、1時間の最大雨量は同6時からの31ミリだった。
 同8時前には、気仙沼バイパス交差点の上田中側の冠水箇所に進行した普通車1台が立ち往生する事故が発生。事故と冠水による影響で、同9時15分ごろまで通行止めが続いた。

 

ようやくカツオへ 気仙沼魚市場水揚げの一本釣り船 三陸新報 17.7.19

 気仙沼魚市場に水揚げしているカツオ一本釣り船が、漁の主体をビン長からカツオへとシフトしてきた。17、18日と続けてビン長よりもカツオを多く揚げ、本格化を期待させる水揚げとなった。
 各一本釣り船はこれまで価格の安定するビン長を漁獲、水揚げしていた。15日は水揚げの半分以上をビン長が占めていたが、週明けの17日は一気にカツオ主体に。ただ、漁場は金華山の720キロ東沖で、気仙沼からは1昼夜半かかる遠い海域。ある買い受け人は「前日漁獲の新口が足りない。漁場が遠いので仕方ないが、群れがもう少し北に上がり、沿岸に近づいてくれれば」と話していた。

  

県文化財指定を祝う 浪板虎舞保存会 三陸新報 17.7.18

 気仙沼市鹿折地区の浪板虎舞保存会(小野寺優一会長)による県指定無形民俗文化財への指定と、新たな虎の完成を祝う会が16日、サンマリン気仙沼ホテル観洋で開かれた。
 新虎は約100年ぶりの制作といい、魂入れの神事を執り行った後、地域住民や関係者を前に打ちばやしに乗せて披露された。
 小野寺会長は「誇りある郷土芸能の県指定は待ち望んでいたことで、新虎も素晴らしいものが完成した。今後も組織の充実や後継者育成を進め、多くの人に元気を与えられるように活動していきたい」と話した。

 

7年ぶりに元気な歓声 南三陸町の「サンオーレそではま」再開 三陸新報 17.7.18

 東日本大震災で被災した南三陸町志津川の人工海水浴場サンオーレそではまが15日、7年ぶりに再開し、多くの親子連れなどでにぎわった。
 サンオーレそではまは1999年7月に完成した人工海水浴場で、波が穏やかな安全安心な施設として、多くの親子連れや子供会行事などに利用されてきた。
 東日本大震災の影響では大きな被害を受け、遊泳禁止となっていたが、県が総事業費約15億円を投じて7年ぶりに再開した。
 栗原市から来ていた家族連れは「波が穏やかなので震災前もよく利用していた。再開すると聞いたので、家族できた。小さい子もいるのでちょうどいいです」と喜んでいた。

 

<ホヤ>収穫ツアー 苦い、甘い、面白い! 河北新報 17.7.17

 宮城県南三陸町観光協会は16日、同町歌津でホヤの収穫体験ツアーを初めて実施した。東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故の影響を受ける三陸ホヤの現状を知ってもらい、国内の消費拡大を目指す。
 県内外から6人が参加。歌津の泊浜漁港を出港し、養殖場からつり上げたホヤを見学。収穫作業を手伝ったり、その場でさばいて試食したりした。漁師から養殖方法や震災からの復旧状況を聞いた。
 さいたま市から参加した小学4年田中旺介君(10)は「ホヤが密集して育っているのを知って驚いた。取れたてはちょっと苦かったけど、後味が甘くなって面白い」と話した。
 原発事故で韓国政府が県産ホヤの禁輸措置を続けるため、県漁協は昨年に続き生産過剰分を廃棄処分する。観光協会の堀井あかねさん(34)は「ホヤの現状を学びつつ、存分に味わってほしい」と話す。
 ツアーは22日と8月6日にも実施し、22日分は空きがある。1人3500円(税込み)。同協会予約サイト「みなたび」から申し込む。連絡先は0226(47)2550。

  

  


 

 

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