農業情報研究所意見・論評・著書等紹介2015年9月29日

国交省 鬼怒川の堤防決壊は「越水破堤」が一因 メガーソーラーのための堤防掘削は問わないのか

  「鬼怒川の堤防決壊の原因について、国土交通省関東地方整備局は28日、大雨により川の水があふれて堤防を越え、堤防の陸側の斜面が削られた「越水破堤」が、決壊の原因の一つと推定されると明らかにした」とのことである(【茨城新聞】鬼怒川決壊 「越水破堤」一因と推定 15.9.29)。

 筆者が「鬼怒川大水害は人災か ”現代の黄金”メガソーラーが犯した大罪で指摘したメガソーラーと関係については何も言われていないが、確認されている最初の越水は砂丘=自然堤防のメガソーラー設置のために掘削された箇所で起きているのだから、それが「決壊の原因の一つと推定されるのは明らか」ではなかろうか。住民の反対にもかかわらずこれを許した自治体や国の責任が問われるのは当然ではないか。

 国交省にはこれを取り締まる権限がないというなら(鬼怒川沿いの自然堤防の掘削で、国交省が経緯を公表 日経テクノロジー 15.9.24)、国はメガソーラー建設のための国土乱開発の規制導入を急ぐべきである。今やこの乱開発は、国民の財産と命を直接脅かすまでになっている(遊休ゴルフ場が続々太陽光発電所に 日本はメガソーラーで洪水列島に 農業情報研究所 15.9.14)。

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 鬼怒川上流も調査を 国交省・堤防調査委が初会合 下野新聞 15.9.29