人の死とは何か 永遠の生

 

妻を亡くして早や10日あまりが過ぎた。だが、朝起きれば“おはよう”、“おはよう”、食卓につけば“いただきます”、“いただきます”、“正平さん”(心旅)も並んでみている。病院で診察を受けるときも、心配そうに付き添っている。相変わらず“ピッピ”のように飛び回っている。

 

 生きていたときと少しも変わらないではないか。それ以上に生き生きとしている。つくづく思う。人の死とは、“永眠”とは何なのか。人が作り出した虚妄にすぎないのではないのか。あるいは現世とはすべて虚妄にすぎないのか。ただ、人は“死”により永遠の“生”を得るように思えてならないのである(農業情報研究所)