農業情報研究所意見・論評・著書等紹介2014年10月9日

米価を下げれば米消費は増えるのか?

  JAは米を売り切るために14年産米の概算金を大幅に切り下げた。それが相対取引価格→小売価格の大幅下落に結びついたとして、米消費はどれほど増えるのだろうか。(生産費を償えないような)低米価が固定化するとともに、消費低迷が続く恐れはないのうだろうか。少なくとも、最終消費が目だって増えるとは思えないのだが。今年はともかく、生産調整が機能を失ったいま、強固なセーフティーネット(価格支持のメカニズム)の構築こそが急務である(選択的生産調整への回帰がないかぎり)。

(消費量は米穀機構調べ、小売価格は総務省小売物価統計調査による)