臨時国会開幕 TPPで徹底抗戦と言う民進党・・・」への補遺―スバル氏の批評を受け

 農業情報研究所意見・論評・著書等紹介2016年10月1

 先日、本HPにアップした臨時国会開幕 TPPで徹底抗戦と言う民進党 足もと腐って芽も出ないに、”スバル”氏から次のようなコメントを頂いた。こんな駄文でもお読みいただいたことに感謝を申し上げるとともに、言いたいことが十分に伝わっていなかったと反省して、この駄文に多少の蛇足を付け加えておくことにする。

 「この期に及んで、野田さんが嫌いとか言って、自民党を有利にするんですか? 自民党は、基本的人権制限、主権国家、平和憲法破壊をしようとしているのに。 仮に小沢氏が総理になろうとも、 共産党が政権を取ろうとも、 誰が総理になっても、借金が1000兆になっている日本では、 増税して、しかも、特別会計にメスを入れて、 財政健全化するしかない。 打出の小槌は、ない。 赤旗によると、共産党と民進党の間では、野党共闘の協議が進んでいるようです。 共産党と野党との政策協定は、 安保法案廃止と、社会保障に重点、アベノミクスの撤回、で進んでいるようです。 批判すべきは、安倍政権であり、 野田さんでは、ないと思います。 今、堂々と【原発反対】が言えるのは、野田政権が 経団連や、原子力ムラに逆らって「30年代、脱原発」という政策を掲げてくれたからです。 自民党政権なら、何百年経っても、脱原発なんてならないでしょう。 あの、河野太郎氏ですら、大臣ポストとともに、脱原発を捨てましたから(封印?)」(http://sun.ap.teacup.com/souun/20837.html

 そこで蛇足だが(氏が野田シンパなら無駄なはなしだが)、小生は、安倍政権は「批判すべき」どころか「打倒しなければならない」政権だと考えている(それは、このHPの他の場所、特に原発問題、農業問題に関するところを見ていただければお分かり頂けるでしょう)

 ところが、今の民進党には、そんな力も気概もない。憲法問題、安保問題、原発問題、どれをとっても党内はバラバラ、改憲派、集団自衛権行使容認派、さらに日本核武装派までが入り乱れ、有力支持団体である原発関連労組への気兼ねから脱原発も声高に叫べない。従って、安倍政権打倒に不可欠な野党共闘(次期衆院選における選挙協力)、特に共産党との共闘ははなはだこころもとない情況にあるからです。

 今回の新潟知事選をめぐる混迷はその象徴です。党県連第5区総支部長の鷲尾 英一郎氏は憲法改正や集団自衛権行使をを禁じた内閣法制局の憲法解釈の見直しに賛成、日本の核武装さえも検討すべきとし、原子力規制委員会の新基準を満たした原発の再稼働にも賛成しています。同じく参議院選挙区第3総支部長の風間直樹氏も、(柏崎)原発再稼働は政治家でなく原子力規制委員会が判断すべき問題だと言っています。

 連合が東電柏崎原発再稼働に前向きな自民・公明推薦候補=森民夫支持に回ったことから、民進は全く身動きが取れなくなってしまった。「福島事故の検証なしに議論はできない」と現知事の路線継承を掲げる米山隆一民進党・衆院5区総支部長が離党、無所属で出馬し、共産、社民、生活の野党3党から支援を受けるという事態に至ったのもそのためです。

 私は、民進党はこのままでは党の存在意義さえ問われる、いいかげんに目覚めよ(解党、出直ししかない)と叱咤したまでです。スバル氏に対しては、民進党を甘やかすことこそ、「自民党を有利にする」のではありませんか、と言いたい。(再反論は自由、ただし、確かな証拠に基づくものなら別だが、このような不生産的議論にこれ以上付き合うつもりはございません)