シカゴ商品取引所バイオエタノール・トウモロコシとニューヨーク商RBOBガソリンの先物相場の推移
(期近、各月最終取引日=06年1月-12年1月)
コメント(最新:10年10月1日)

(10年10月1日)
原油価格は80ドル近くまで上がったが、トウモロコシの値上がりはそれ以上、エタノール生産は補助金があっても採算が取れない状況。
(10年9月1日)
原油価格がここ(バレル75ドルほど)まで下がり、トウモロコシ価格が今のレベルでは、エタノール生産は補助金があっても採算が取れない恐れがある。
原油価格との相関で見たトウモロコシの採算価格については、次の推計がある。
FAO,Soaring Food
Prices:Facts,Perspectives,Impacts and Action
Required,p.9(世界食料安全保障ハイレベル会合(08年6月3-5日、ローマ)の情報文書:HLC/08/INF/1
http://www.fao.org/fileadmin/user_upload/foodclimate/HLCdocs/HLC08-inf-1-E.pdf
(08年1月16日)
OECDのLoek Boonekamp農産食料貿易・市場部長がロイター・グローバル・農業及びバイオ燃料サミットで語ったところによると、バイオ燃料の生産コストのなかで、原料費は50%から80%(地域や原料によりバラツキ)と大きな比重を持つ。主としてトウモロコシを原料とする米国のエタノールについては、原料価格の上昇のために、2005/2006の1リットルあたり収益は40セントだったが、2006/2007年にはこれが25セント、2007年12月には1セントにまで減ってしまった。「小麦とトうモロコシの価格の上昇は、バイオ燃料産業の収益性を劇的に減らしてきた」。それに加え、バイオ
燃料生産のすべての段階で化石燃料が広く使われているから、石油価格も収益性に影響を与える。
「副産物の販売も考慮に入れた純総コストが現在の石油価格を下回るのはブラジルのエタノール生産だけだ。他のすべての国は、高騰した石油価格をもってしても、エタノールとバイオディーゼルがコストベースで化石燃料と競争できる生産状況にない」
Reuters Summit-Biofuel impact on farm prices overplayed,The
Guardian,1.14
http://www.guardian.co.uk/feedarticle?id=7223812