JP Editorとの際限ない格闘の結果が右の絵です。
このポリゴンの割れについてはJPの修正以外に下半身のパーツを1階層増やして対応する方法があります。
EVE、Victoria、P5のJudyはこの方法で問題解決を図っていますが、肘の割れは治っていません。
またコンフォーム服はカラダと同じ関節の回転中心位置と同じ変形をするようにして結果Poserモデルのポーズに追従するようにしているためJPを変更した結果コンフォーム服が着れない!という現象が起こるのです。
JPconverterは一度変更したPOSERモデルのJP設定をデフォルトに戻し、コンフォーム服を切れるようにする一方、ヌードなど肌が露出する場合は割れの発生しないJP設定に瞬時に変更ことが出来るようにしたツールなのです。

結果と新たな問題

WindowメニューにあるJoint EditorでJPの範囲や方向を変えればいいのですが、一方向の修正ができても他の方向に問題が発生してしまい、アニメーション使用できないのです。したがって試行錯誤になります。
上の肘や右の臀部ではJoint Editorで変更できるデフォーマの効力範囲を示しています。
緑の線の間、もしくは緑の円の中が関節の動きによって100%変形の影響を受ける範囲。赤の線、円の中が影響をわずかながらでも受ける範囲です。
この位置関係を調整し、自分の思うように設定するのはかなり根気の要る作業になります。右の臀部の例ではFall off zoneと呼ばれるデフォーマの範囲を調整していますがかなり変わっているのがわかると思います。

どう直していくか

使い勝手のよいPOSERの関節構造ですがPoserのモデルは全方向への回転変形に耐えられるほどハイレゾではありません。そのため肘ひざ、臀部で関節を曲げた時にポリゴンが割れたように見えてしまいます。
静止画ならポストワークで修正できますがアニメーションでは致命的です。
しかもこの割れは簡単に出てきてしまいます。

何が問題か?

Poserのモデルは独特のボーン(というのかな?)構造を持っています。
非常に簡単にポーズをつけたりアニメーションができる関節構造の中で、Joint ParameterというのはPoserモデルの各関節部分の変形の範囲と程度を指定するパラメータです。
最新版のPoser5でも関節構造は基本的に変わっていません。

Joint Parameterとは?

Linlin以後私のモデルはジョイントパラメータを変更しています。
肘やお尻を曲げた時のポリゴンの割れたような変形を防止できる一方でP4用のコンフォーム服が着られないようになりました。
このツールはP4標準と私のモデルのジョイントパラメータを交互に設定しなおせるpz2です。
Linlinに適用すれば標準服が着られます。
またP4標準モデルに適用すればLinlinノジョイントパラメータを移植することができます。
状況によって使い分けてください。