Project3

スール黙示録

2003年7月マリア様がみてる−涼風さつさつ- より考察

 

 

 細川可南子の登場により、一層混迷の度合いを濃くした紅薔薇のつぼみこと福沢祐巳さまの妹候補争奪篇。
 果たして誰が祐巳さまの覚えもめでたく妹の座を射止めるのか NATO 北大西洋条約機構でも連日議論が繰り返されるこの頃ですが、私はあえて、瞳子でも可南子でもない、まだ見ぬ第三勢力の介入を以って三つ巴になる戦況を提唱したい。
 本音を言えば「私の瞳子ちゃんから祐巳さまを奪わないで!!」みたいな感じだが、しかしながらマリ見てキャラでは瞳子ちゃんが一番エロイっていうか瞳子ちゃんにエロイことされたいんだ文句ある?(逆ギレ)
 さて、その第三勢力(祐巳さま妹候補)だが幾つかその緒元を列挙してみた。
 いや、そんなことよりも今、仕事が修羅場でマジ死にそうです。どうしましょう?

 

 

1.海の向こうからやって来たスール

 金髪グラマーで語尾が「〜デース」の女王様座のスール。
 人気投票では万年最下位記録保持者。
 大手クラブにちなんだ名前が付けられる……って、昔のアレかよ。

 

 

2.双子のスール

 えぇい、面倒だ。二人とも面倒見てあげちゃう!!
 祐巳お姉さまのアネゴ肌が炸裂。前代未聞の双子の下級生をまとめて
喰った妹にしちゃった山百合会幹部として伝説に残る。
 無論、双子は姉が釣り目で勝気、妹はちょっぴり臆病な女の子。
 ……やはり昔のアレでした。

 

 

3.ロボット

 ちょっぴりドジな祐巳さまには、それなりにドジなロボットのスールを。でもドジだからって侮れない。コンセントをさせば電子ジャーだって炊けちゃうんだ。
 「だから何度もいうように私はロボットじゃないんですってば」
 『ア・ン・ド・ロ・イ・ド』
 「わかってるんじゃないですか」
 「うるさい、お前なんかロボットだ」
 コシヒカリ姫の名を聞くと、よだれが止まりません。(それが目的か?) 

 

 

4.地球外生命体

 突然の留学生は宇宙のプリンセス!? しかも自黒!?
 時々浮いてる彼女。実は存在自体も浮いていた。(だから?)
 そんな妹に、心の広い祐巳さまは星の海を越えた友情を築くのだがまず超えるべきは宇宙よりも同性という名の壁だった。
 うちゅう、広いけどマリア様のお心はもっと広いに違いない。

 

 

5.木曽屋

 老舗の材木問屋。
 しかし、それこそが秘密結社電柱組の世を忍ぶ仮の姿とはお釈迦さまでもわかるまい。
 だが、相手が祐巳さまともなると、あの女番頭よりも下っぱ達の方がしっくりくるのは気のせいだろうか?
 下っぱ(後期型)を引き連れてさっそうと登場する祐巳さま……あぁ素敵です。

 

 

6.インド人

 インド人すごい。侮れない。
 体中にミサイルポットを内臓したり、地球を侵略しに来た宇宙人だったり、ロックシンガーの生き残りだったり、レインボーマンだったり。そりゃ、○ミ○イルだって隠し持つっちゅーねん。 

 

 

7.日光月光

 2メートルを越すリリアンの制服姿が並んで銀杏並木を歩む。真ん中に挟まれた祐巳さまは、むしろ囚われの宇宙人? その姿に、教師どころか警備員すら声がかけられない。
 そんな光景に、改めてリリアンの懐の深さというか諦めの良さを感じた。
 「私がパワーの一千万」
 「私もパワーの一千万」
 パワーしかないんかい、おのれら。

 

 

 あー、もう面倒だ。
 とりあえず、色々上げるんで各自内部の宇宙で考察されたい。

・実は忍者

・語尾が「ござる」

・12人いる。

・声が堀江由衣。

・死亡フラグが立っている。

・記憶喪失のところを無理やり薔薇の館に連れ込まれた。

・スカートの裾がよくひるがえる。

・スカート自体履てない(ファザーか?)

・常にスカートの中からモーター音が聞こえる。

・スカートをめくるとTバックだった。

・まず先に聖さまに食われる。

・薔薇さまではなく、祐巳さまの名を襲名したがる。

・実は祥子さまの変装。

・でも、誰も気づかない。っていうかそっとしておく。

・本当に祥子さまじゃない。

・蔦さん留年。そして妹へ。

・実はアリス。

・栞さまの夢を見た(正体か?)

・実は、台詞は全て影からコナンが喋っている。

・家が邪教。

・祭壇に祐巳さまの写真を祭ってる。

・影で祐巳さまの使用済みグッズを売っている。

・それを買う祥子さま。

・横流しする由乃さまと志摩子さま。

・実は祐麒さんの使用済みグッズも売っている。

・無論、柏木さんが買う。

・瞳子ちゃんを七瀬葵キャラだと思い込んでいる。

・巨乳で祐巳さまを挟む。

・祐巳さまに踏まれたがる。

・なのに祐巳さまを踏んでしまった。

・よく新しい喜びに目覚める。

・時々、覚醒する。

・ヒットマンに追われている。

・宿敵を追っている。

・何度か死にかけた。

・大気圏に突入したことがある。

・すぐ体を求めてくる。

・濡れやすい。

・糸を引く。

・よくモザイクがかかる。

・舌使いが微妙にエロイ。

・テクニシャン。

・寡婦

・毎年確定申告をしている。

・組織に洗脳されたことがある。

・全長60メートルのリムジンで送迎される。

・突然、前世のエピソードが挿入される。

・「どいてお姉さま!! そいつ殺せない!!」

・祐巳さまが妹を作らずに彼氏を作ってしまう。

・銀河旋風ブライガーをリアルタイムで見たことがある。

・夜中に「落ちない、血が落ちない」と言って手を洗う。

・8月と12月は修羅場だ。

・筋肉フェチ。

・最近被爆した。

・気づくと、ヘッドバッキングをしている。

・撫でると鳴く。

・注射を打ってほっとする。

・薔薇と聞くとバラバラマン先生を思い出す。

・電波の感度が異常にいい。

・豆腐でできている。

・エポキシパテでできている。

・間接がポリキャップ。

・赤い。

・黒い。

・トリニトロン。

・舐めるとカレー味。

・塩辛い。

・ユニクロで売っている。

・対抗してユミクロというブランドを立ち上げる。

・特売品。

・名前の後ろに(仮)が付く。

・名前の後ろに(株)が付く。

・名前の後ろに(笑)が付く。

・腹にためらい傷がある。

・ロサ・キネンシスとサイコキネッシスの区別がつかない。

・登場が延期に延期を重ねられて、未定になる。

・年内の登場は絶望的。

・そんなビックタイトルが多すぎ。

・っていうか愚痴になってきた。

・実は生徒ではない。

・思わずマリア様も目をそむけたくなる。

 

 

 

 

そして……。

 日々繰り返される妹争奪戦(トーナメント篇)にふと疲れを感じ、祐巳は一人体育館の裏でため息をついた。
 どうしてみんな放っておいてくれないのだろう。もう、何だかどうでもよくなっちゃったなぁ……。
 ちょっぴり、やさぐれちゃう。
 そんな祐巳の足元に、人知れず近づく物体があった。
 そいつは、祐巳の足に顔を擦りつけると、

 「にゃー」

 呼ばれて、祐巳は初めてランチが擦り寄ってきていたことに気づく。むむ、こういう侮れないところはあの人に似たのかな?

 「ランチはいいよねぇ、自由で」

 そんな訳はないって知っていたけど、無意識に呟いちゃった。
 ランチだって、決して楽して生きているんじゃない。傷ついたり、お腹をすかせたり、雨に濡れたり……それでも逞しく生きているんだ。でも、今はその逞しさがうらやましい。

 「ねぇ、ランチ。あなた……。」

 言いながらしゃがんで頭を撫でてやる。お、逃げないな。

 「あなた、今日はいい子なのね……そうだ、少しじっとしていて」

 と、何を思ったのか祐巳はランチの首に、

 「受け取りなさい。今から、貴方が私の妹よ」

 猫のランチには、やっぱりロザリオは重かったみたい。ちょっぴり迷惑顔。それでも逃げないのは、本人もまんざらではないせいか。
 かくて、次期ロサ・キネンシス・アン・ブゥトンの誕生の瞬間であった。

 「なーんてね、そんな訳にもいかないか。ふふ、ごめんね、ランチ。重かったでしょ?」

 変なことに付き合せちゃったな、と思いながらロザリオに手を伸ばした時、

 「あ」

 ぴく、と何かに反応したランチが突然走り出した。

 ……。

 ……。

 って、私のロザリオ!!

 祐巳は慌てて立ち上がった。あ、やっぱ疲れてるのかなぁ。少しくらくらする。
 あー、いや、そんなことはどうでもいい。まずはロザリオだ。
 祥子さまから御預かりした大事な大事な姉妹の証。
 冗談でも猫の首にかけたりしたから、罰が下ったのかもしれない。あぁ、どうしよう。ごめんなさい、お姉さま……。
 って、だからそう言ってる間に追わなくちゃ!!

 蒼白になった祐巳が一歩踏み出したとき、不意にランチが動きを止めた。何を見つけたのだろう。銀杏並木の前でちょこんと座っている。獲物を狙ってる訳ではなさそうね。
 何にせよ、今がチャンスなのに違いはない。
 祐巳はそーっと気配を消して背後から近づいた。
 ふと、ランチの先に視線がいく。
 まず、可愛らしい三つ折ソックスの白い足が目についた。細くてしなやかで、これぞ女の子って感じのカワイイやつ。
 それから視線を上にあげると、

 「まぁ、ランチさん? 今日は素敵なものを身に着けてらっしゃるのね? 少し私に拝見させてもらってもいいかしら?」

 おっとりとした口調で、さらにのんびりとした動作で彼女はランチの首からロザリオを外した。
 すると何やら満足したのか興味を失せたのか、ランチは垣根の方に悠々と歩っていってしまう。だから少女は、手の中の物を少し困った顔で眺めていた。本当に少しだけ見せてもらうつもりだったのかもしれない。
 そんな困った顔がちょっぴりカワイイ女の子を、日差しが銀杏の枝をぬって優しく照らす。何だろう? 何か不思議な感じ。

 「ありがとう、ランチに気に入られてしまって困っていたの」

 声をかけると少女は初めて祐巳に気づいたようで、ゆっくりと顔を上げた。

 「無理に奪ってしまって、かわいそうなことをしてしまったかしら? でも私、意地悪をするつもりはなかったの」
 「あ、いや、だから私は貴方のおかげで助かったんだけど……。」

 言いながら、この子もどこかずれてるなと祐巳は思った。いや、かなりずれてるかも。

 「だけど私、ランチさんは自由であるべきではないかと思いますの」
 「え? ああ、ごめんなさい、ちょっとまがさしたの。あの子を拘束するつもりはないわ」
 「そうですの? それはよかった」

 一言一言がスローテンポ。でもわかる。この子はランチを心配していたんだって。
 どうぞ、と彼女はロザリオを返してくれた。なんだか、ほわほわ〜とした感じ。
 それから愛くるしい笑顔を浮かべて、

 「ごきげんよう、ロサ・キネンシス」

 かくて、ここから、また新しい紅薔薇の物語が始まるのでした。 

 

 

 

††† 結論 †††

 

 

 

 

 

 

早く瞳子ちゃんが妹になればいいな。
(今までのはなんだったんだ?)

 

 

 

 

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