オーストラリア:欧州牛肉製品の輸入を禁止
農業情報研究所(WAPIC)
01.08.18
1月5日、オーストラリア連邦政府は、ニュージーランド政府と共に30カ国からの牛肉を含む食品または牛肉製品の輸入禁止を発表。これらの食品にはスープ、食肉調味料、缶詰肉、パテなどが含まれる。既に1996年にイギリスの牛肉を含む食品を禁止しているが、狂牛病の欧州全体への拡散に伴い、措置を拡張する。来週中にはこれら製品が自主的に撤去されているかどうか食料品店やスーパーマーケットがチェックされ、消費者はそれらを捨てるように求められる。関係国からの輸入量は約千トンで、オーストラリアの牛肉年間消費量の0.2%である。禁止対象国は次の30カ国である。
アルバニア、オーストリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイスランド、アイルランド、イタリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグ、前ユーゴスラビア・マケドニア共和国、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア共和国、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、ユーゴスビア連邦共和国。
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