四国遍路(ほぼチャリで)

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足摺岬
足摺岬の風景。ツバキが自生しています。照葉樹林です。南国です。

8日目(曇りのち雨)

海
窪川から下ったら海に出ます。四万十川が流れ込む海だからでしょうか。とてもきれいです。
四万十川
四万十大橋(一番河口に近い橋)から四万十川を望む。日本最後の清流とはよく言ったものです。
海岸を歩く遍路道
海岸が遍路道になっているところがありました。この先が登山道になっていてチャリでは通れなかったので泣く泣く引き返しました。
足摺岬
足摺岬。とても雄大です。ツバキが生い茂り南国ムード満点です。天気が悪いのが残念。
足摺岬その2
足摺岬その2。船越英一郎がいつ出てきてもおかしくない。刑事さん私がやりました。

本日は38番札所金剛福寺に向かいます。
およそ100kmほどの道のりです。札所間最長です。
昨日は七子峠までずーっと登りだったのに、窪川から南西に下る国道56号線は多少アップダウンがあります。修行です。
下りきると土佐くろしお鉄道と併走しながら海沿いの道になります。海がとてもきれいです。
ほどなく四万十川を渡ります。「日本最後の清流」と誰が言ったか知らないが、言われてみると確かに清流です。

橋を渡ると国道321号線に入ります。この辺で中間地点でしょうか。
38番札所金剛福寺のある足摺岬まで、あと50kmぐらいです。
国道321号線途中の遍路道は海岸を歩きます。チャリでは走れません。ハマらないように注意です。

足摺岬

足摺岬に至る道は3通りあります。

  • 半島の東側の道(これが一番距離が短い)
  • 半島の西側の道(半島の付け根にある足摺の街中をいったん通る)
  • 半島の中央を通る道(山の上です。自動車道なのでチャリは通行不可らしいです)
僕はビアンキから異音が出始めていたのでクレ5-56を買おうと思って、足摺の街中を経由して西側の道を通ることにしました。

途中にどう見てもラブホなのですが「お遍路さん歓迎」と看板に書いてあるホテルがありました。四国では民宿からラブホまでお遍路さんウェルカムなようです。
足摺の町にあったホームセンター(その名も「ハマート」)で無事クレ5-56を購入し、ビアンキのギアやチェーンに注入しました。
すでに足とオシリが限界に近かったので、店内で足を引きずるように歩いていたら、店員のオバちゃんに心配されました。
足摺岬とはよく言ったものです。

38番札所金剛福寺に着いたら3時半ぐらいでした。37番札所岩本寺から8時間ぐらいかかりました。
あまり天気が良くなかったので、すでに夕方のような暗さでした。
境内は熱帯植物が生い茂り、四国最南端であることを感じさせてくれました。
足摺岬はすぐ近くなので行ってみました。とても雄大です。

足摺岬から高知最後の39番札所延光寺までは、来た道を途中まで引き返します
足摺岬で一泊することも考えたのですが、まだ時間が早かったため、少し戻ることにしました。
が、途中の以布利というあたりで土砂降りになりました。多少の雨なら修行だと思って進むのですが、あまりに雨が激しいと前が良く見えず危険です。
駐在所があったので軒先を借りて雨脚が弱まるのを待ちました。雨脚が弱まるのが先か、日が暮れるのが先か。不安が募ります。
実は台風13号が近づいて来ていました。

どうにか日が暮れる前に雨が弱まったので、出発しました。
駐在所からすぐのところに民宿がありました。
ズブヌレで宿泊できるか聞いてみたら、OKとのことでした。すぐにお風呂に入れてくれました。ぬれた服は洗濯してくれました。感謝。
夕食の量の多さにビックリしました。カツオの刺身は絶品でした。

夜になり、雨と風が激しくなりました。不安が募ります。

本日の走行地図

国土地理院電子国土の 簡単地図作成サイトを利用しています。ドラッグ・マウスホイール等で操作が可能です。
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