10日目(雨のち晴れ)
41番龍光寺。石段の上の赤い鳥居が目印。すぐ近くにうどん屋さんがあります。 |
朝、6時半ごろに駅のキオスクに朝食を買いに行きました。駅前にNHKの台風中継スタッフの人がいました。
雨はちょっと降っているけど、風はぜんぜんありません。部屋に戻るとテレビでまさに宇和島から中継をやっていました。
なんだか穏やかな朝の風景に見えました。
午前中いっぱいは突然の大雨と突風に注意とニュースで言っていたため、仮眠して11時ぐらいに宇和島を出発しました。
41番札所龍光寺まで少し雨が降っていました。
小高い山の中腹にあるお寺なのですが、一番目立つのが赤い鳥居です。
すぐ近くまで来ても、本当にここでいいのかと不安になりますが、ここでいいのだ。
神仏習合の名残なのでしょうか。一番高いところに神社がありました。
納経を済ませて、お寺の前のうどん屋さんで昼飯を食べました。
近くの山から湧き出る水(霊験アラタカなようです)を使ってすべての料理を作っているそうです。うまい。
名水で淹れたコーヒーもウマカッタ。
普段の昼時は大型バスの団体遍路さんでごった返すそうですが、この日はたまたま予約が入ってなかったそうで、お店のご主人といろいろお話をしました。
かつて、民主党の菅直人氏もひとり歩いてここまで来たそうです
(近くの民宿に泊まったらしい、そこの宿の人は朝まで菅氏だとは気づかなかったらしい)。区切り打ちで、もう50番まで打ったそうです。
色紙と写真がお店に飾ってありました。
また、元K-1の須藤元気氏もかつてチャリでこのお店を訪れたそうです。なんか親近感が沸きました。
納め札
42番札所仏木寺、43番札所明石寺と、間があまり離れていないので順調に打てました。
台風は過ぎ去って、完全に晴れました。
43番札所明石寺の前のお店で納め札が残り少なくなったため、購入しました。
最初に買ったとき、100枚100円だったのですが、このお店では200枚150円でした。
どう考えても100枚ぐらい余ります。もう一周しろということでしょうか。
通し打ちをする場合は、88札所×2枚(本堂と大師堂でそれぞれ納める)=176枚必要です。
ちなみに後日、200枚100円で売っているところも発見しました。
また、僕は「日付・住所・氏名」を記入するタイプを使ったのですが、それに加えて「願事・年齢」を記入するタイプもあるようです。
伊予の小京都 大洲
大洲に向かうトンネルの入り口に設置されています。出口で忘れずに返しましょう。 |
43番札所明石寺を過ぎて、国道56号線は山の中を走ります。途中のトンネルで入り口に反射タスキが入った箱がありました。
歩行者と自転車はこれをかけてトンネルを通行し、出口の箱に返すという仕組みらしいです。
じつは先日の足摺岬の大雨でチャリのライトの接触がおかしくなって、点灯したり勝手に消えたりという状態だったのでとても助かりました。感謝。
大洲という町で夕方になりました。今宵の宿はこの町で探すことにしました。
宇和島より活気がある町に見えたのは、台風一過だからだと信じたい。
ほどなく旅館を見つけました。飛び込み宿泊だったので素泊まりになりました。
風呂の脱衣所に洗濯機が置いてあり、宿の人が乾燥機をかけてあとで部屋まで持ってきてくれました。感謝。
宿の人にホームセンターの場所を聞き、新しいライトを購入して取り付けました(電池は百均で購入)。
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