四国遍路(ほぼチャリで)

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西行桜
高野山壇上伽藍の西行桜。

19日目(曇り)

フェリーつるぎ
南海フェリー。徳島午後7時発の和歌山行き。この便は、売店が出航前に閉店します。弁当等は乗船直後に買いましょう。
南海特急こうや
南海特急こうや。一番前に乗ってみた。先頭車はイマドキ珍しい喫煙車でした。お坊さんはスモーカーが多いのでしょうか(電車乗らないか…)。
高野山ケーブル
高野山ケーブルカー。すっごい登るよ。山頂駅の駅員さんは作務衣が制服でした。
バス1日券
南海りんかんバス一日乗車券。800円。高野山駅から奥の院まで片道400円なので往復するとモトが取れます。 ちなみに券は高野山駅で回収されます。
奥の院休憩所
奥の院の休憩所でお茶を頂きました。カマドに釜でお茶を沸かしています。
西行桜
壇上伽藍にあった西行桜。西行法師が高野山に登られたときに植えた桜だそうです。満開にするために春を集めたりするのかな(しねーよ)。

結願後、高野山に行きました。
高速バスで大阪のなんばまで行き、南海電車で高野山まで行く方法もありますが、こちとらチャリなのでフェリーで和歌山まで 行きました。

徳島港から和歌山港まで2時間。人間は片道2000円、チャリは600円です。
和歌山港からJR和歌山駅までチャリで約30分。
JR和歌山駅すぐそばのホテルに泊まりました。チャリはフロントに預かってもらいました。

またチートかよ

翌日、ホテルのフロントで、夕方までチャリと荷物を預かってもらい、何と電車で高野山に行きました。チャリ遍路にあるまじき行為です。
和歌山駅から橋本駅までJRで1時間ちょっと。
そこから南海電車に乗り換えて極楽橋駅まで40〜50分。特急が先発だったので特急に乗りました。線路はグネグネと曲がりくねった登りです。
極楽橋駅は標高538m。ものすごく登りました(電車が)。
そこでケーブルカーに乗り換えて5分。高野山駅に到着です。標高867mです。すごく登りました(ケーブルカーが)。

乗り換え時間も含めて和歌山駅から2時間20分かかりました。
その日の天気が曇りで、高野山の標高が高いせいもありますが、寒い
夏は避暑地としての需要があるのもうなずけます。

お礼参り

高野山駅前から御廟(お大師様のお墓)がある奥の院までバスで行きます(一日乗り放題券が800円です)。
バス停から御廟までの道は墓地になっています。個人のお墓や企業の慰霊碑から戦国大名のお墓まであります。さながらあの世の一等地です。
御廟にお参りしたら、奥の院納経所で最後の納経です。京都の東寺+四国八十八ヶ所+高野山奥の院コンプリートです (スタンプラリーじゃねーよ)。

高野山は文字通りの宗教都市で、道沿いは、お寺お寺お寺土産物屋お寺お寺仏具屋お寺お寺…といった並びです。
奥の院参拝後は、再びバスで金剛峰寺や壇上伽藍などを参拝です。
高野山を走る南海りんかんバスはバス停に時刻表がありますが、臨時バスが随時出ているので、 バス停でなんとなく待って、なんとなく来たバスになんとなく乗るという感じです(日曜だったせいもある)。どこか仏教的ですね。

名残惜しさなのか、お経を唱え足りないのか、金剛峰寺、根本大塔や金堂でもお経をあげてしまいました。

あとがき

けっこうサラっと19日間を振り返りましたが、本当はもっとビックリするような体験をたくさんさせて頂きました。 が、それは個人的なことなので省略させてもらいました。

徳島行きのフェリーで乗り合わせた年配の男性お遍路さん(歩き遍路10回目だそうです)が言っていました。「ハマちゃって、ハマっちゃって…」。
四国一周すると(チャリですが)その気持ちがとてもよく分かります。
その方の納経帳は真っ赤でした(上から重ねて印を押すから)。 見せていただいたときの正直な感想は「赤いなぁ」だったのですが、四国一周するとその価値が分かった気がします。 これは、やった人にしか絶対理解できない価値観だと思います。説明のしようがない。「やってみろ」としか。

そんなわけで、次は電動アシスト歩きで通し打ちしたいですね


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