オーストラリア農民 長年のグリホサート使用でがんに モンサントを提訴
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州の農民が除草剤・グリホサート(ラウンドアップ)が原因でがんになったとモンサントを訴えた。昨年8月、サンフランシスコ上位裁判所陪審が非ホジキンリンパ腫の元校庭整備員の病因はグリホサートであると認めて(米国陪審、元校庭整備員の悪性リンパ腫の原因はラウンドアップ除草剤・グリホサート 農業情報研究所 18.8.12)以来、世界各地で同様な訴訟が起きているが、オーストラリアではこれが初めてである。
67歳のこの農民は、1976年にオーストラリアに導入されて以来、ずっとこの農薬を使ってきたが、昨年非ホジキンリンパ腫と診断された。長期にわたグリホサートに曝されてきたのが原因だと主張している。
モンサント社は適切に使用すれば安全な農薬だと言っているが、農民はラウンドアップのボトルの警告表示は不適切で、彼の衣服や体は40年間、農薬浸しになってきたという。
First Australian farmer sues Monsanto, claiming Roundup caused his cancer,ABC
Rural,19.10.10