++「fate」−後書き−++

fate

−後書き−







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 まずは、ここまでお読み頂いてありがとうございました。
 祝・SEED小説初完結!(笑)
 短編以外の作品では完結したのこれが最初です。

 いやはや、本当にこれは『慟哭の空』を見て、勢いで書き始めたものだったので、とにかくラストが見えなくて。
 う〜んう〜んど〜しよ〜、と一時悩みまくっていました。

 で。
 そうこうしている内に本編が進んで。
 『舞い降りる剣』が放送されて。
 「………『fate』のキラは失明してるから、フリーダムで舞い降りるのは無理だよなぁ…でも、それじゃどうしたらいいんだろう なぁ…」とボーッと考えていまして。
 ふっ、とバスターとAAが協力してサイクロプスを壊してるシーンが出てきて。イザークと鉢合わせる、あのシーンです。
 更に、キラの役目を果たしているのが、アスランで。
 キラはといえば、どこかからみんなを誘導している。
 ……………………あ、これならいけるんじゃない?
 でも、それでいけるようにするにはキラが情報を操ってる必要があるなぁ。
 …こういう施設(ヴェルトール)がありゃOKだな。
 よし。

 というわけで、最後にあんなご都合主義な物体が出てきたわけです(^^;)
 うーん、微妙…ではありますが。

 『舞い降りる剣』を見る前におぼろげに考えてたラストは、かなりどんよりしてジメジメしたくら〜い、結局キラとアスランは離別した まま終わってしまうっていう、それじゃアスキラじゃねーだろ!! っていう感じのもので。
 それはちょっとどうだろう、と思い。
 平行して考えていた『SHADE〜』の方にそのジメジメどんよりを全部背負っていただくことにして、こちらはハッピーエンドでいこうと 決断いたしまして。
 ――――ご都合主義なヴェルトールの存在は、この際アリってことにしてしまおう!!!
 と開き直って(おいおい)。
 このような形でのエンディングとなりました。

 さて、次ですが。
 メイン小説『BRING ME TO LIFE』はまだまだ半分も到達していないので、こちらに重点を置くことは変わらないとして。
 三本平行して連載というのが海原的にちょっとキツかったので、まず『SHADE AND DARKNESS』を完結させたいと思います。
 それから、予告編の中から一作品、引き上げて来ようかと思っています。
 …そうじゃなければ開き直って、全部連載開始して、でも更新は花魁の歩み(超激遅)という可能性もあります(^^;)
 まあまあ、それはその時のテンション次第という事で。


 『fate』に最後までお付き合い頂いて、本当にありがとうございました。
 少しでもお楽しみ頂けましたら嬉しいです。 

2003/07/15
海原 未漣






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