7/28 今日は研究室の大掃除.こういう時の働きかた,特に雑巾の扱い方でその人の育った環境がわかります.チェックするポイントとしては,
 1. 雑巾の絞り方(両逆手で手首を曲げた状態から,まっすぐの状態に絞るのが正しいやり方です.自己流でもちゃんと絞れていると主張する頭でっかちの坊ちゃん嬢ちゃんを時々見かけますが,恥の上塗りですからやめましょうね.)
 2. 雑巾の取り扱い(ちゃんと雑巾を絞れれば汚いことはないんだけど.汚いと思うのか2本指で扱ったり,わざわざ手袋をする人がいます.)
 3. 床をふく時の重心の位置(ちゃんと雑巾に体重をかけましょう.重心は低いほうがいいです.)
 といった所でしょうか.
 だいたい私個人の評価基準としては
死んだほうがまし:大掃除に来ない(大掃除のスケジュールが決まった後で自分の予定を入れるのを含む.)
最低:来るけど何もしない.もちろん汚れ仕事はしない.
低:来て人に指図だけする.決して汚れ仕事はしない(教官によくいる).
中:とりあえず言われたら汚れ仕事をする.
高:汚れ仕事から率先してやる.
最高:汚れ仕事を率先してやるし,雑巾の取り扱いも完璧.
 ってな感じです.雑巾がけを当たり前にこなす女性は特にきれいに見えますね.最近そういう風にしつけられた子が少ないのは寂しい限りです.
 文化の違いからか,留学生の人は自分の都合を優先させて来なかったり,来ても自分の所だけ掃除して済ませたりする場合が多くて摩擦の種になることがあります.雑巾でかがんで床を拭くのが彼等にとってかなり屈辱的なのかもしれません(本国では超エリートだったりするから).理解できなくはないですが,「自分だけ楽をするのは許せん.」という日本人学生さんの声を聞くと,かなり留学生に対して辛口にならざるを得ないです.
 あと大学の教官で学生に指図だけして自分は当たりまえのように何もしない人を結構見かけるけど,なんだかなあ,って思いますね.一度議論したことがありますが,「自分が掃除にとられる時間を研究に使った方が研究室のため,ひいては自分のかわりに掃除をする学生のためにもなる.」ということらしいです.こういった自分が一番賢いと思っている人じゃないと大学の教官はつとまらんのかも.ちなみに大学の先生も結構いいとこのぼんぼんが多いです.

7/23 九州分析化学若手の会夏季セミナーというのに土日参加してきました.分析化学の若い研究者が集まって親睦を深める,という趣旨だったと思うんですが,どうもナンパの会と勘違いしている奴が最近多くて困りますね.あと同じ研究室でアベック二人だけで単独行動する奴らとか.ちょっともう若手の会は遠慮したいです.ちょっとぐちをまとめておきました.でも来年幹事をする鹿児島大の富安先生感じがいい先生だから来年までは参加しようかな,と.その後は私は若手ではないだろうし.

7/19 昨日,深夜,油断していたらガス欠で立ち往生してしまいました.だいたい45L満タン給油で700kmは走るのであと10kmくらいは大丈夫と思って104円/Lのスタンドをパスして95円/Lのスタンドにしようとしたのが敗因です(けちいなあ>自分.でも昔こういうパターンで2L注文してすごまれたことがあるのでついついパスしてしまいます.えっ104円で素直に入れろって?).
 だいたいエンジンが止まることは予期していたので惰性で脇道にはいって止めたまでは完璧だったのですが,JAFを呼ぼうと思っても近くに公衆電話が全然見当たりません.結構店も民家もある場所で昔だったら200 mおきくらいにあっておかしくない場所にも関わらずです.結局公衆電話を探しに歩いているうち,2 kmくらい先の深夜営業のスタンドに着いて,そこからガソリンをもらうことができました.
 社会がどんどん携帯電話中心になっているということをまざまざと見せつけられた一件です.そういえば寮の公衆電話も去年撤去されてたっけ.
 なんか犯罪に巻き込まれて助けを呼ぶとかいう場合を想像するとぞっとします.よく映画で恐怖をあおる演出に,主人公が襲われて,近くの電話に駆け込んで救援を求めようとしているのによく見ると電話線が切れているってのがありますよね.あれが携帯だったら恐くもなんともないです.
 ただ携帯がかからなくておかしいな,って思っていたら犯人がにやにやしながら携帯を妨害する機械のスイッチを入れる,ってのはありかも.買おうかな.安いし.電車とかで使ったら面白いかも.

7/14 今日はついてない一日でした.とりあえず朝の出勤途中で前方の車の飛ばした石が当たって今年3回目のフロントガラス破損です.一回目はディーラに騙されて総交換(費用約9万)させられましたが,その後修理(中を真空にひいてポリマーを注入)することができると知って一回2万円くらいでやってもらっていますが,それでもこの出費は痛い.
 しかも夕方預けていた車を取りにいこうと思っていると,あいにく雨がふってきました.でもここはまだ室内だぞ.廊下にある非常用のシャワー(化学薬品をかぶったときに緊急で使用するためのもの.写真)が作動したみたいです.馬鹿がスイッチの手前に傘をかけていて,ぶつかった拍子にその傘が落ちてスイッチが入ってしまいました.幸い頭からかぶらずに済みましたが,下半身ずぶぬれになってしまいました.
 ちゃんと翌日になって運気を変えてから家に帰ろうと思います.

7/10 下のZipドライブの件は解決しました.教授「もう済んだからいいです.」とのこと.急ぎだったので結局必要なファイルはメールで手に入れたということでした.もう2度と教授のZipドライブが使われない確率,推定80%くらいでしょうか.

Superdisc 7/9 困りました.木曜のことですが,教授から「石岡さん,PCのことでお願いがあるんですが・・・」と言われ呼ばれ,前任地から大きいデータ(といっても100MBくらい)を送ってもらいたいので助言をお願いしたいとのこと(お願いとか提案という日本語の意味が一般社会と異なるのは言うまでもありません).「先方でCD-RかMOにファイルを入れてもらって送ってもらったらいいと思います.」と答えましたが,しばらく電話でやり取りするのを聞くと先方にはどちらもないようです.何もなければFTP or E-mailでやるしかないかなあ,と思っていた所,どうもZIPドライブだけはある様子.そんなに高いものではないし,面倒なのでこちらでZIPドライブを買って済ませることにしました.
 で,すっかり忘れていたのが,教授のPCがWindows95のままだったということです(だって他人のPCをわざわざリスクを冒してWindows98になんてしませんよね.)
 それを忘れてついついUSB接続のZIP(FUJIFILM社の新製品)を買ってしまったのが運の尽きです(新製品に弱いんですよね.自分).USB接続だとMacintoshでも使えるのでMacintoshで使っている人にも役に立つかもしれないと思ったというのは言い訳で結局は自分のためでした,はい.Zipが届いてから格闘しましたが,どうもZIPのUSBドライバがWindows98以降しか対応していない模様でダメっぽいです.
 教授のPC環境をいじりたくないので責任をとってパラレルポートのZIPを買ってこようと思い,今日2万円を握りしめてPCshopへ行きました.ところが,ついつい特売で売っていたSuperDisc(フロッピーと120MBのsuperdiscが両方使えるやつ,写真,USB接続,9800円)をふらふら買ってしまい15000円もするZipを買うお金がなくなってしまいました(だってほとんど同じ機能だったら便利で安い方を買うべきですよね.)
 そんなこんなで月曜日に教授のPCのWindows95->98アップグレードをすることが決定してしまいました.頼むから飛ばないでくれー.

7/5 帰り道のカレー屋にかわいい子がいるのでよく夕飯を食べに行くのですが,結構御飯を残す人がいることには驚かされます.別に人がお金を払って何をしようと構わないはずなのですが,自分の生まれ育った環境の倫理基準からすると非常な違和感を感じます.「御飯を残すのは罪である.」って倫理観は東北だけのものなんでしょうか.
 以前学生時代にカレーを一緒に食べていた人が御飯だけ残すのを見た時,ついつい一言いいたくなって,「なんで残すの?」って聞いたことがあります.そいつが,「カレーのルーが足りないから」と悪びれずに答えたので,ついつい勢いで「カレーのルーが足らんのはお前の脳がたらんからじゃないの?」と言ってしまいました.そのあとどうなったかはだいたいの人が予想できることですね.余計なことを言った自分の脳の足らなさを痛感した事件でした.
 でも「脳が足りない」って言ったのは実は原典があったんです.北条氏康(1515-1571,北条3代)が北条氏政(1538-1590,北条4代,小田原で豊臣秀吉に攻められ滅亡)が御飯を食べる様子を見た時の逸話ですが,氏政が御飯に汁をかけて食べる時に,一度で足らなくなって,途中で2度目をかけるのを見て,氏康が涙を流しながら「北条の家もわし一代で終わるであろう.」と言ったという話です.当時は御飯に味噌汁をかけて食べるのが習慣だったようです.当時は今ほど食生活が豊かではなかったでしょうからおかずのようなものだったかもしれません.氏康はまた後で「人をさし使ってものを行う立場のものは使っている人の評価をバランスよくやっていかなければならないのに,毎日やっている食事のさじ加減すらわからないようでは見込みがない.」といったようなことも言っています.食事だけでこんな細かいことまで判断するとも思えませんから,もともと氏政が愚鈍だったのを見て一言言いたくなったんでしょうね.そこらへん相手を見ずに言う私とは違います.
 でもやっぱり御飯を残すのを見ると今でもなんか言いたくなっちゃうんですよね.とりあえず「捨てるくらいなら貧しい私に食べさせてください」くらいならOKでしょうか.

7/3 ちょっとたった話で恐縮です.先週末に公務員のボーナスの支給がありました.だいたい月給の2.15ヶ月分に相当する金額になります.民間に比べてどうこうとか金額の多い少ないに関心がある人も多いと思いますが,そういう人は勝手にYahoo掲示板とかにいってもらうとして,ちょっと今思い出したことをつらつら書くことにします.
 ボーナスを最初にもらった時はというと,大卒即某民間企業に就職した年の6月になります(当時23歳,もう8年も前の話ですね).まだ就職してごくごく短期間で仕事もまったく役にたっていないし(むしろ教わらなくてはいけないのでお荷物だったでしょう),景気が下り坂だったので全く期待していませんでした.それでも新卒従業員の士気を上げるためか,同業他社とのバランスのためかはわかりませんが,5万円(当時の月給の0.27ヶ月分)支給され,非常にありがたいことだと思いました(これ本音です).ただ賞与の明細を渡される時に言われた上司の一言,「おまえ,これだけもらえる仕事をしているか?」っていうのはかなり効きました.人間本当のことを言われるとほんとつらいもんです.まあこの一言で翌年ボーナスもらってから辞めればいいものを意地になってその直前の5月退社にしましたから,会社に利益を与える言葉ではあったんでしょうけど.
 後から考えるとつくづく意地っぱりで損な性格だとは思いますが,ボーナスもらうかわりに円満退社を手にいれたと思えばむしろ安かったと思うようにはしています. 

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