大阪府に帰化したシュッコンツユクサ(ツユクサ科)

Commelina erecta L.


 大阪府内の公園で,アメリカ・アフリカ原産のシュッコンツユクサCommelina erecta L.(ツユクサ科)が広範囲に繁殖し定着していることを確認した.すでに神奈川県から帰化が報告されているシュッコンツユクサと同一種とみなされるが形態が大きく異なっていたため比較して報告した (植物研究雑誌 第92巻 第2号; The Journal of Japanese Botany Vol. 92. No.2: 123-126 (2017).

   
   
   

神奈川県のシュッコンツユクサに比べ全体的にやや小型で,花・苞・果実・種子とも小さい. 葉は神奈川県産は細長いが本種は狭卵形であった.
花は開花時間が短く7–8月では午前5時半頃に開き始め午前9時半頃にはしぼみ始めた.


 1. 花

 2. 葉は狭卵形

 
 3. 苞 短毛が密生

  4. 種子 白色組織をもつ


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