平尾台−草もみじ No.1
(福岡県)2003.10月
平尾台の秋は、
なだらかな山肌の草原の中に
日ごとに色彩を変えていく
湿原の「 草紅葉(くさもみじ) 」から
始まります。


ついこの前まで、青々としていた
ニッポンイヌノヒゲも、
美しい干草色に変わってきています。



あれほど、たくさん飛んでいた
ヒメアカネもめっきり少なくなり
石の上でじっと体を暖めています。


平尾台 草もみじ
干草色が美しい ニッポンイヌノヒゲ





ヒメアカネ
初夏には
白い花を咲かせていた
ヌマトラノオも
真っ赤に
色づいています。


ヒメシロネも
花の時と同じように
すっと立ち上がったまま
赤く変わりました。


  ヌマトラノオ ヒメシロネも紅葉




セピア色に変わった、
小さな水苔(オオミズゴケ)に
コケオトギリが赤く色づいた様子は、
小さな湿原の世界ですが、
雄大な渓谷の紅葉と同じように
なかなかきれいです。



湿原が、草もみじで綺麗な
この時期は、また
野菊のきれいな季節でもあります。

真白い野菊は、シラヤマギクです。
白い色が冴えています。

湿原の中の小さな世界も、きれいに紅葉 シラヤマギク



ここ平尾台では、初秋の頃から
良く見られる野菊です。


淡紫色の端正な花は、ヤマジノギク。
今がちょうど、満開です。

ヤマジノギクを 反対側から見ると、
太陽の光を受けて、輝いていました。


そこを、思わずパチリ。
ちょっと、秋桜にも似ているような雰囲気です。







光に輝く ヤマジノギク
ヤマジノギク