九重連山・久住山− Part.1
(大分県)2003.8月

                                     


九重連山 (三俣山・大船山)

 九州屈指の大自然が広がる
九重連山(くじゅうれんざん) 。
登山口の1つ 「牧の戸峠」は
標高が1333mもあります。

 牧の戸峠から、30分ほど登っていくと、もう、高原の花たちが出迎えてくれます。


 ピンクのきれいな色はシモツケソウ。 
シモツケに似ているところから名付けられました。 近くにちょうど、シモツケも花を咲かせています。

 シモツケの方は木本で、花が半球状です。 でも並べてみると、あまり似ていないような気もしますね。

 
シモツケソウ
 マツムシソウが風に揺れて咲いています。

花びらが不揃いだけど、なんとも美しい花です。  いかにも「高原の花」という風格があります。


 明るい赤色は ママコナ。
花びらに白いご飯粒が2つずつ乗っているようです。

                                         
マツムシソウ ママコナ シモツケ



沓掛山より久住山へ
 もう少し登ると沓掛山。 ここから、久住山までは本格的な登山コースです。
 登山道の脇には、青白色のうつむいた花を付ける 
フクオウソウ。 全体が腺毛でおおわれています。

 火口の名が付いた赤紫色の ホクチアザミ。
雌しべが飛び出しているのが、噴火のようにも見えます。

 イタドリが今、とても綺麗です。
赤い実と白花がまざりあって、オシャレな色合いを出しています。

 九重の夏は登山道を登っていくと、赤色の花が多いことに気が付きます。



フクオウソウ


ホクチアザミ

 赤い花の代表はやはり、ワレモコウでしょうか。

 漢字では「吾亦紅」 「吾木香」
赤いのはガクで花びらを持っていません。

 「恋待草」という素敵な別名もあるようですとfumifumiさんから教えてもらいました。
なるほど恋を待つ ゆれる気持ちに
ぴったりの花のようですね。


       ワレモコウの花


風にゆれる ワレモコウ
イタドリの白い花と赤い実



イヨフウロの群落



 今回の、久住山行きのお目当ての花が登場です。
 「イヨフウロ」 
明るい紅紫色の花びらで中心が白く抜けており、
光に透かしてみるととっても綺麗です。

 花びらがわずかに3裂しているものがあり、
イブキフウロと少しだけ似ていると感じさせてくれます。
 とっても綺麗な花ですね。



    花びらがわずかに3裂




       もう少し歩き、樹林帯に入ると、
      ヒヨドリバナがあちこちに見られ始めました。 
        もしや!! 
      ある予感が、パッとひらめきました。

                        


イヨフウロ 中心部が白い





ヒヨドリバナ

ヒヨドリバナを見て、ある予感を感じました。 いったいどんな予感だったのでしょうか?

@憧れの花に会える予感  A憧れのチョウに会える予感  Bすてきな恋の予感

正解は・・・NEXTへお進み下さい。