 対談 ２  島崎精舎  荊州虎麻呂 |
対談 ２ 島崎精舎 荊州虎麻呂 |
今、わしらは潯陽楼の宋江の叛詩を前にして机に向き合っています。
無錫のセットは思った以上に楽しいです。ああッ、その阮三兄弟の超かっちょいい写真ボードを私に売って！
まだよく分からない方にちょっと解説。無錫にはドラマ水滸伝の撮影セットが残っていて、観光地化されているのです。一日思いきり遊べるよ。アトラクションもやってるよ。むさい楊志が格好良かった！！
おもわず「望遠写るんです」で顔写真狙ってた私たち。でも彼はさっき快活林でしょう門神をやってたそうで。
しょう門神はともかく、ドラマの楊志をやった役者さんに似ていたよ。あの肩幅の狭い・・・
楊志さん、ムサヒゲ生やしてっから顔大きく見えるけど、身体は結構きゃしゃで、正面から見ると肩幅小さくてなんかかわいい（笑） 斜めや横から見るとすごくカッコいいのだが〜〜！！υυ
水滸城の宣徳門の脇殿にはドラマのスチールが展示されているのだが、樊楼には小道具や衣装、スチールが展示されていて、ここに阮家三雄のスチールがあるのだ。
どおしてあれを絵はがきにしてくれないんだよ中央電視台〜〜！！ あるだけ買占めてやるのに〜！！ 実はこのドラマの中で島崎が一番好きだった役者さんは、阮小二でした。いいのよもう、カオもカラダも〜！！ 胸板さわらせて〜！！
わしがお気に入りだったのは朱貴だ。超シブシブ。おやじファンには堪らんぜ。本編でも好きな方だったけど、ここでベタ惚れだ。
朱貴って当初軍師でしたね。他が脳ミソ足らんような奴ばっかだったから（笑υ） 呉用より頭良さそうだったかも？
その可能性は高そうだ。（歳喰ってるせいもあるが）眉間に皺寄せて、常に苦労している感じがする。呉用センセ派ニコニコしすぎだ。あれじゃァそんなに知性的な人物に見えないよ。
喰えないヤツには見えましたがね（笑） 智取生辰綱で化けた、棗売りのカッコがそこはかとなく似合ってて嫌だったυ モロ変だったのは晁蓋だけ。あれで七人兄弟を名乗るのは無理があるのでは・・・？
兄弟の中に一人だけ赤い髪の奴もいるし・・・。 公孫勝もあの衣装は似合わなかった。夏の暑い盛りに上半身裸の棗売りの格好が似合っていたのはやはり阮さんとこの上から二人でしょう。筋肉質だからカッコいいぞ！
ホントにホントにかっこよかったんだようおうおう・・・・・・。 小二兄ちゃんのちょっと受け口なトコが好きだあ！（何言ってんだかυ）あと、カッコいいというのか、美人さんだったのが林教頭ｖ
おお、その美人度には無条件降伏だ！ 実は樊楼のスチールは林教頭と扈三娘と孫二娘の三人のバストアップスチールが並んでいたのだが、「本当に美人だ。」「うん。」といってわしらが見つめていたのは林冲のスチールだった。魯智深は人生惑わされたくらいさ。
ろっちーはずっと林冲と仲良しでした。ぜったい惚れちゃってたよねあれ。ドラマでは林冲方臘征伐の前に死んじゃうんですけど、出家しちゃうしさ。
あんな美しい方が死んでしまったのでは現世に何の未練もない、って訳か？ 魯智深って・・・・・・。
おかげさまで武松のお守りはずっと孫二娘でした。彼女はグラマーでカッコいいって感じ。でもきっと武松は彼女を女としては見てなかったんだろう。だから付き合えたんだな。
彼の場合、女の子と遊ぶってコトに全然縁がなかっただろうからね。ちったァ王英を見習いなさい。
遊ぶどころか、まともに口きいたこともなかったと思う。男所帯だったからねえ・・・ あそこの兄弟も良かった。全然似てないのに雰囲気は割と似てたと思う。お人よしっぽいところとか。
そう言われればそんな感じだね。だったら武大兄ちゃんも酒飲むときや、物食うときの足癖悪いんだろうか？ 武二の足癖悪さは兄譲り？
どこでだろうと椅子の上に片足上げてモノ喰うのよしなさいよっ！ どうしてそう態度巨大なのか・・・ でも武大兄ちゃんがんばったんだよ。武松、字が書けるんだもん。教育受けてるんだもん。
そうなんだよね。景陽岡のくだりでちゃんと陽穀県のおふれ読んでるし、鴛鴦楼ではちゃんと字も書いてる。あれは武大兄ちゃんの教育の賜物だ。魯智深も李逵も文盲なのに・・・・・・。
字なんか読めなくたって素敵よ和尚v 何故か死に際に辞世の句を詠む和尚v あんた字ィ読めなかったんじゃないのかよ〜？ それは言わない約束だけどねｖ ドラマじゃ死ななかったね。でも、ろっちーってすごく良い人であった。人の心の痛みの分かる・・・・・・。
親分肌なんだよね。（あ、顔も雰囲気も親分だった・・・・）だけど魯智深ってば、可愛いんだ。五台山で一回目に暴れた後、殊勝に座禅を組むというシーンがドラマのオリジナルシーンとしてあるんだけど、座禅を組んではみたものの、本当はこの格好して何やったらいいのか全然解らない、なんてさ。魯智深らしいといえば、あまりに魯智深らしいんだけどさ。あれで他の僧侶の心をキャッチしたよなもんさ。
え・・・ハートゲットしたんですかあれで？ でも確かに、五台山の頃のヒゲなしバージョンはでっかい子供みたいで可愛かったv そのあとのヒゲ付きはカッコいいのv
五台山出て、大相国寺へ辿り付くまでにヒゲぼーぼーになるかフツー？ 実はあちこち迷っているから、東京に行くまで2、3年とか、それ以上かかっていたりしてね。
まったく、どこ歩いてんだよどいつもこいつも・・・υ 水滸の旅人はみんな方向オンチ。足任せに歩いて、標識なんて見てないのかも（笑）
そういえば、史進は渭州で魯達に出会ってからその後ずっと出てこなかったんだけど、どこかに迷ってしまって延安府に辿り付けなかったのかも。だからそのあと、小華山にも梁山泊にも出てこられなかったんだな。大笑い。
そっ、そうか、迷子になってたか・・・・・・！ ああ史進、カッコいい役者さん（ちょっとあおい輝彦風味）だったのに、ばっくり飛ばされて、せめて往診先生にめぐり合って、末永く幸せに暮らしたろうと思ってたのに・・・。もうあれきりだったよね史進。
王進先生も美人さんだったのに、一回きりの出演でした。（その後、読者さんからのタレこみで、陽雄さんと同じ役者さんと判明）惜しすぎる。勿体無いよう。しかし、まともに考えてみりゃ、本編でも出番は少ないわな。まさか、王進先生も迷子に・・・？ そんな筈はないよな・・・ しかし、水滸三大美人は王進、林冲、花栄だったな。（男ばっかりだけど、本当に美人だったんだよう）、
王進がすごく美人で、続く林冲もすごくきれいで、「よ〜し来い、柴進！」と期待していたら見事にはずされた。あれはないぞ柴進υ 世が世なら、皇帝だったっつー人が・・・
しかし、高唐州で拷問を受けてる時の柴進は綺麗だったぞ。暗い照明のせいもあるけどね。その上、柴進の見せ場のひとつでもある御所から「山東宋江」の四文字を切り取ってくるシーンは、時遷に取られちゃったしね。そっちのほうが無理がないと思うし、何しろ個人的にはうれしかったんだけどね。
顔が見えなきゃ美人っていえないよ虎さんυ 時遷、それでもけっこー出番あったよね。ちゃんと徐寧さんの鎧取りに行ったし。
その後徐寧さんの誘導には当たらず、奴ってば家族を迎えに行きやんの。徐晟をでんでん太鼓であやす時遷がプリチーｖ 道化系の人物がいると、ドラマに深みが出るから、時遷、王英、白勝は本編よりいっぱい出番があった。また、彼らが芝居上手だしね。
うん、この人たちみんな演技がすごく上手だったよ。アクション系の役者さんは、ドラマ部分で時々なんとなく「引きつって」たりしたよね、顔が。
武松のひきつる微笑みのこと？
ただでさえ「角度美人」（斜めや横が素敵でスｖ）なのに、時々つってました。特に笑顔がね。まあ、女の子に対する愛想（笑）だったし・・・でも、演技の賜物とも思えなかったが。そこ行くとろっちーなんか、表情くるくる変えるのが上手でした。
魯智深の役者さんは、やっぱり彼を演ずるだけに目玉の大きい役者さんがやってましたからね。でかい目のほうが喜怒哀楽表現しやすいだろう。芝居上手だった体育会系の人物は、楊志さんでしょうかね？
アップで顔写すと、すごく大きく見えるんだよね。そんで、泣き顔とか、情けない仕草とか、すっごく上手でした。酒屋のおやじにからんだ末、泣いちゃうのは最高ですｖ
確かに楊志さんはナサケない顔が多かったね。花石綱を失って、賄賂使って再就職キャンペーンをして、何とか高ｲ求に目通りしたのはいいけれど、「ムシが良すぎるわ！」と怒鳴られたり、生辰綱失って首吊りしようとしたりさ。情けないところがまた良かった。
あそこで曹正に止めて貰えて良かったね。すごい止め方だったけど（笑） 殴る蹴るで吹っ切れて笑ってしまった楊志さん。
場面が少し前に戻るけど、毒酒を少ししか飲まなかったから、一人だけ先に朦汗薬から醒めて、伸びている兵たちに向かって、「豚だ！ おめーら皆豚だ！」 と罵るトコロも可愛いぞ。誰も寝てるから聞いちゃいねえのにね。よっぽどストレスが溜まっていたのかな、楊志さん。
そんな事言ってたのかυ まあ、ああいう場合、他に当たる所もないしねえ。結構、楊志さんて溜まった時八つ当たりして発散してるよね？
ひょっとしたら、牛二を殺したのも、そのノリですか〜？
八つ当たり男、楊志さんですね（笑）
このドラマは見るたびに新しい発見があって、かなり楽しかった。きっと別の人が見ると、また新たな発見があったりするんだろうな。
その可能性はすごく大です！ 私も好きな人倍増したもん！ ホントにこれは激望地上波テレビ放映だなぁ。贔屓目ではなく、ぜったい視聴率取れると思うんだけど。
NHKに投書するかい〜？
行け、NHK！ 字幕スーパー希望だあ〜！！
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