フランス 農薬使用を10年で半減 有機農地面積比率は2012年までに3倍増の6%に

農業情報研究所(WAPIC)

07.10.25

 24日から2日間の予定で始まったフランス環境政策の方向を決める”環境グルネル”(参照:イル・ド・フランス州議会が有機農業計画 学校食堂消費拡大や転換・投資援助に13億円,07.10.1)において、主流派農業者団体・全国農業経営者連盟(FNSEA)の唯一の反対を抑え、”将来の世代のために”、フランス農業における農薬の使用頻度を10年で半減させることが約束された。

  また、特に殺菌剤、殺虫剤を含む最も危険な50余りの物質について、2年から4年の間に市場から引き上げることも決めた。これらの物質はEU化学物質法(REACH)により発癌性物質・突然変異原・生殖毒性物質に分類されている農薬関係物質からなる。、

 有機農業に関しては、現在の2%の有機農地面積比率を2012年までに6%に引き上げることも決まった。

 L'utilisation des pesticides devrait être réduite de 50 % en dix ans,Le Monde,10.25