ハイブリッドライスの父、スーパーライスとGMライスで中国米大増産を予想

農業情報研究所(WAPIC)

05.2.24

 新華社通信(Xihhua.net)が伝えるところによると(http://news.xinhuanet.com/english/2004-11/09/content_2193366.htm)、ハイブリッド・ライスで昨年の世界食糧賞を受賞した中国の袁隆平教授が9日、新たなスーパー・ハイブリッド・ライスが2006年から広く栽培されることになろうと発表した。この新品種は、実験でヘクタール当たり12トンの収量が得られること確かめられた。これが実際に667万ヘクタールに播かれると、ヘクタール当たり9.75トンの収収量が期待され、中国の米収穫は150億s増える。今より3000万人多い人口を養うに十分という。

 また、中国は近々遺伝子組み換え(GM)ライスの大々的導入に踏み切るという情報がしきりに流されているが、教授はGMライスは中国の米生産を年に300億kg増加させ、7000万人余計な人口を養うに十分と語ったという(http://news.xinhuanet.com/english/2005-02/18/content_2590370.htm)。

 関連情報
 GM作物は今後10年で世界的に普及する―米国の研究報告,04.12.11