食料不安が促す外国農地取得―主要例一覧
08.11.22
自国の食料供給を確保するために大量の外国農地を取得するケースが近頃頓に目立つようになった。なかには、FAOが”新植民地的”と恐れる協定もある。多くのケースは既に伝えてきたが、11月22日付のガーディアン紙が この問題の特集を組み、政府と民間企業による主要な外国土地取得例(面積が分かっているもの)を示すグラフィックを掲載した。今まで伝えてきたことのまとめを兼ね、ガーディアン紙の グラフィックが掲げるもの以外の例[( )内に示す]も加えたこれらケースの一覧表を掲載しておくことにした(計画・交渉中のものも含む)。
http://image.guardian.co.uk/sys-files/Guardian/documents/2008/11/21/LANDGRAB.pdf
取得国 | 相手国:面積(単位:f) |
日本 | 米国:216,862 ブラジル:100.000 ニュージーランド:5,700 エジプト:1,600 |
韓国 | マダガスカル:1,3000,000 スーダン:69,000 アルゼンチン:21,000 |
中国 |
ロシア:80,400 オーストラリア:43,000 カザフスタン:7,000 キューバ:5,000 ウガンダ:4,046 メキシコ:1,050 カメルーン:1,000 タンザニア:300 フィリピン:1,240,000) |
インド | パラグアイ:10.000[国による購入] |
UAE | フィリピン:3,000 アルジェリア:1,500 (オーストラリア、エジプト、パキスタン、フィリピン、ウクライナなどで400,000) |
サウジアラビア | インドネシア:1,600,000 スーダン:10,117 |
(カタール) | (ベトナム) |
(リビア) | ウクライナ:250,000[交渉中] |
その他、クウェートとカタールがカンボジアに関心?(カンボジア アジア・中東諸国と土地協定交渉 農業投資期待で無償貸与?)。ラオスにも中国、タイ、マレーシア、ベトナムなどの企業が接近、ラオス側も収入を求めて土地の大売出し、エチオピア大統領も売りだしに熱心といった話もある。ブラジルには世界中がアクセスしている。
ガーディアン特集記事一覧
Rich countries launch great land grab
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Deal brings Madagascar jobs, but at what price?
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The resentment rises as villagers are stripped of holdings and
livelihood
http://www.guardian.co.uk/environment/2008/nov/22/food-biofuels-laos
Rush to buy sends prices soaring
http://www.guardian.co.uk/environment/2008/nov/22/food-biofuels-brazil
Food crisis leading to an unsustainable land grab
http://www.guardian.co.uk/environment/2008/nov/22/food-biofuels
Biggest deals
http://www.guardian.co.uk/environment/2008/nov/22/food-biofuels1