世界飢餓人口8億2100万人 気候変動で10年前の水準に逆戻り
国連食糧農業機関(FAO)が9月11日、世界の飢餓人口(the
number of hungry peopl)は過去3年にわたり増え続け、2017年には8億2100万人、10年前にレベルに逆戻りしたと発表した(Global
hunger continues to rise, new UN report says)。
南米とアフリカの大部分の地域で状況は悪化しており、アジアを特徴づける栄養不良の減少傾向も鈍化している。
何が飢餓人口増加をもたらしているのか。紛争・経済危機とともに、干ばつ、長期にわたる異常高温、早すぎる、あるいは遅れた雨季の到来と不規則な降水など、気候変動に伴う気まぐれ気候という。 気候変動は遂に地球に住む人々への食料安全保障を脅かす決定的な転換点にまで到達したのだろうか。
今年の世界の農業気象災害については既に報告した世界の農業気象災害 2018年、世界の農業気象災害 2018年(2)に加え、オーストラリア穀物生産の最新予測が示す惨状:Drought
bites in the east as ABARES forecasts 12pc cut to grain production,ABC Rural News,18.9.11<.⇒Australian
Crop Report: September 2018 No. 187 PDF(ABARE)>を付け加えておく。
関連情報:Hunger increases and affects 39 million people in Latin America,Merco Press,18.9.1
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