農業情報研究所
米国農務省、輸入急増に伴なう農業者援助を開始
農業情報研究所(WAPIC)
03.8.23
8月20日、米国農務省(USDA)が、2002年貿易法で設けられた新たな「農業者貿易調整支援(TAA)」計画に基づく援助の申請受け付けを直ちに開始すると発表した(Federal Register: August 20, 2003 ,Pages 50048-50053 )。この計画の下では、輸入増加が原因で価格が以前の5販売年度の平均価格を20%以上下回った場合、米国農業・家畜・養殖生産者に対する技術支援と調整支払が提供される。
申請ができるのは、2002、2003販売年度のどちらか利用可能な最新の販売年度の完全な価格情報をもつ生産者グループで、最初、USDAの外国農業局(FAS)に対して申請する。グループが援助受け取り資格を認められると、このグループに属する個別生産者が申請書を提出することができる。
2002年貿易法は、2003年から2007年までの財政年度を通し、年9,000億ドルを限度とするこの計画実施のための支出を承認した。、