農業情報研究所＞農業・農村・食料＞海外農業投資＞ニュース：2011年7月13日

韓国　2018年までに海外農地38万ヘクタールを確保　穀物・大豆輸入量の10％を海外生産

　韓国農水省（農林水産部）が10日、食料価格高騰のなかで食料の安定供給を確保するために、2018年までに38万ヘクタールの海外農地確保を望んでいるることを明らかにした。

　政府が韓国企業の海外農地の借入または購入を支援、主にフィリピン、カンボジア、ウクライナ、インドネシア、ロシアで確保する。確保した土地で、約138万トンのトウモロコシ、小麦、大豆、すなわちこれらの年間輸入量の約10％を生産する。

　また、今年４月には韓国国営農漁業商社がシカゴに穀物貿易ベンチャー企業を立ち上げたが（⇒韓国　国際穀物調達会社設立へ　海外農家からの直接調達で安定供給を確保,11.2.19）、さらにブラジル、ロシア、ウクライナなどで海外穀物貿易ビジネスを拡大する計画という。

　South Korea to Expand Overseas Farming on Rising Food Costs,Bloomberg,11.7.10
　http://www.bloomberg.com/news/2011-07-10/south-korea-to-expand-overseas-farming-on-rising-food-costs.html