フランス:肉骨粉安全確保後生まれの牛に狂牛病確認7件に

農業情報研究所(WAPIC)

2001.10.24

  フランス農水省の23日の発表によると、今年年初からの狂牛病(BSE)確認は200の大台を越え、202件に達した。特に問題なのは、この中に、なお許されていた豚・鶏・魚用の飼料から「特定危険部位」を完全に排除した後、すなわち1996年8月以降に生まれた牛7頭が含まれていることである。これは、肉骨粉以外の有力なBSE感染ルートが存在し得ることを示唆しており、従来の感染防止策の妥当性に深刻な疑問を投げかける。未解明な部分が多いBSEに、また新たな謎が加わった。

 関連情報
 英国:汚染土壌に狂牛病感染源の疑いー飼料規制強化後に出生の牛が発病して,01.9.14
 フランス:1997年生まれの牛に狂牛病確認、感染ルート闇に,01.4.9

 

 

HOME 狂牛病