ソウル大学チーム、狂牛病(BSE)抵抗性牛のクローニングに成功

農業情報研究所(WAPIC)

03.12.10

 韓国国立ソウル大学の研究チームが狂牛病(BSE)抵抗性の牛のクローニングに成功したと、10日の同大学病院の会議で発表した。

 予め核を取り除いた牛の卵子に新たなプリオンを挿入、代理母を使って生み出された。この方法は異常プリオンに対抗する”オーバーエクスプレッション”モデルとして知られている。4頭を日本の筑波に送ってテストする。

 また、”ノックアウト”(特定の遺伝子の働きを止める技術)モデルによって15頭ほどの子牛も作られようとしている。いずれの方法でも、マウスでは米国のノーベル賞学者・プルシナー教授が成功している。

 ニュースソース
 Korea Achieves Cloning First,The Korea Times,12.10

農業情報研究所(WAPIC)

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