カナダ 狂牛病擬似患畜23頭を確認 その他多数の擬似患畜は米国に輸出済み

農業情報研究所(WAPIC)

06.4.29

 カナダ食品検査局(CFIA)が28日、16日に狂牛病(BSE)が確認された牛と同一の飼料を与えられた可能性のあるカナダ国内にいる牛23頭を確認したと発表した。

 発表によれば、同様な他の牛も追跡中だが、多数は米国に輸出されたことが分かった。カナダと米国は、以前の場合と同様、これらの牛の追跡で全面的に協力する。これらの牛にさらに狂牛病が発見されることはありそうにないが、全力をあげてすべてを追跡する。患畜が最近生んだ2頭の牛も調査しており、1頭は既に死んだことが分かったが、もう1頭の行方はなお調査中である。

 なお、飼料の調査の一環として、飼料と飼料成分の製造・輸送・貯蔵中に起きた可能性のある汚染の機会を調査中という。この牛がフィードバン以後の生まれであったから、これらの過程での交叉汚染の可能性を疑っているのだろう。

 Latest Information (as of April 28, 2006 - 16:00 EST)
 http://www.inspection.gc.ca/english/anima/heasan/disemala/bseesb/situatione.shtml

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