カナダ 養鶏飼料が特定危険部位汚染 問われる飼料規制の有効性

農業情報研究所(WAPIC)

09.3.31

  カナダ食品検査局(CFIA)が、アルバータ州のレンダリング施設からの特定危険部位(SRM)に汚染された可能性のある飼料製品の調査を開始した。今までに得られた情報では、今月はじめ、限られた量の養鶏飼料が偶然にSRMに汚染された。

 汚染された可能性のある飼料の大部分は既に回収されており、処分される。CFIAは、カナダ食品の安全性には影響がないと言う。しかし、どうしてこんなことになったのか、それが明らかになるまでは安心できない。カナダは、飼料・ペットフード・肥料へのSRMの使用を07年7月12日から禁止している(カナダ BSE飼料規制強化=SRM完全廃棄の実施へ BSEリスクを米国に移転の結果に,07.7.12)。この禁止措置の有効性が問われる。

 CFIA Launches Feed Investigation,CFIA,3.28
 http://www.inspection.gc.ca/english/anima/feebet/rumin/20090328investe.shtml