米国 BSE新飼料規制が4月27日に発効 準備のために義務遵守は10月26日から

農業情報研究所(WAPIC)

09.4.23

 米国食品医薬局(FDA)が、実施の60日間延期を提案していたBSE飼料規制強化(米国 BSE飼料規制強化実施を60日間延期 強化案自体を見直せと業界団体,09.4.8)を4月27日から発効させると発表した。ただし、レンダリング業者の準備のために、新たな義務の遵守は10月26日からとした。影響を受ける者が新ルールによって飼料への利用が禁止される物質の適切な処分方法を見つけ出すために、さらに6ヵ月の猶予期間を与えるという。

 FDA Announces Confirmation of the Effective Date of the BSE Final Rule(CVM Update),FDA,4.22
 http://www.fda.gov/cvm/BSEFinalRule042209.htm

 実施延期の是非を問う7日間のパブリックコメントでは、州、牛生産者全国組織、個別の牛生産者、レンダリング業者、食肉加工業者、酪農団体、州農業機関、消費者から400を超えるコメントが寄せられた。大部分は、ルール遵守の準備ができていない、代替死体処分方法が未開発といったものだった。しかし、公衆・動物保健のために延期はすべきでないという多数のコメントも受け取った。これらすべてのコメントを考慮して、FDAは、今度の決定が最も適切な行動と信じると言う。