農業情報研究所環境バイオテクノロジーニュース:2010年10月16日

デング熱対策のためのGM蚊 実験完了までは人の居住区で放出しない マレーシア保健相 

  デング熱を媒介する蚊を減らす目的で開発中の遺伝子組み換え(GM)蚊(参照:英国企業、ケイマン諸島野外にGM蚊を大量放出 世界で初めて)の放出が取りざたされているマレーシアの保健相が、この蚊は人の住んでいないところでのみ放出されるだろう語ったそうである。

 15日の記者会見で、「研究はなお実験段階にあり、研究者は実験室と非居住地域でこの蚊を使用することになろう」、「試験が完了し、発見を公衆に知らせるまでは、人が住む場所では放出しない」と語った。さらに、現在、同様な試験がブラジル、ベトナム、インドで行われており、これらの国の状況と実験の結果を注意深く見守っていると付け加えたということだ。、

 GM mosquito release only in 'safe' areas,TheNew Straits Times,12.16
 http://www.nst.com.my/nst/articles/10afdd/Article