米国12州が温室効果ガス排出規制を求めて連邦政府を提訴

農業情報研究所(WAPIC)

03.10.24

 23日、米国の12の州が連邦裁判所に対し、ブッシュ政府に温室効果ガス排出を規制させることを求める訴えを起こした。また、この8月、保護局(EPA)は、温室効果ガスはそれが規制する大気汚染物質に含まれないからEPAが大気浄化法に基づいて規制する権限がないという意見を出したが、温室効果ガスは現に健康・環境・経済に悪影響を与えているとしてこの決定の見直しを要請する別の訴えも、ワシントンD.C.の控訴裁判所に出された。

 カリフォルニアは独自に提訴、ニューヨーク、マサチュセッツ、コネチカット、メーン、イリノイ、ニュージャ―ジー、ニューメキシコ、オレゴン、バーモント、ワシントン、ロードアイランドの11州は共同で提訴した。この提訴には、シエラクラブ、自然資源貿易会議、地球の友とともに、バルチモア、ニューヨーク、フィラデルフィアの3市も加わっている。

農業情報研究所(WAPIC)

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